【衝撃】人類はまだ“進化している“と判明! 自然淘汰も開始、2100年に新形態完成… 「250年前と明らかに違う」部位とは!?

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「Daily Mail」の記事より

■2100年には人類全員が正中動脈を持つ

 正中動脈の保有率を調べるために、研究チームはヨーロッパ系オーストラリア人の献体の80本の手足を調べた。ドナーは51歳から101歳で1969年までに生まれた人たちだ。

 過去の文献のと比較してみると、今回のドナーは、1世紀以上前の人々よりも正中動脈を保有している確率が3倍にも高まっていることが浮き彫りになった。そして“自然淘汰”のベクトルは、正中動脈を保有している人々を支持していることが示唆されたという。つまりより優れた身体へと僅かな進化の途上にあるというのだ。

「この保有率の増加は、正中動脈の発達に関与する遺伝子の突然変異かまたは妊娠中の母親の健康問題、あるいはその両方に起因する可能性があります」(ティ―ガン・ルーカス氏)

 成人になってからも正中動脈が健在であれば当然、手への血流がよりスムーズになり、手指の発達に有利に働く一方、手首の神経痛である手根管症候群のリスクも高まるという。正中動脈を保持し続けることの影響については今後さらに多くの調査分析が必要になるということだ。

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「Science Alert」の記事より

 その存在の是非はともかく、正中動脈の保持率は今後数年間でさらに高まることが見込まれている。この傾向が続けば、2100年には人々の大多数が正中動脈を持つようになるという。つまり人類が“ミニ進化”を遂げるのだ。

 正中動脈のほかにも、ファベラと呼ばれる膝関節の後外側にある小さな骨の発現率も高まっている。膝裏の痛みの原因にもなるこのファベラの発現率は今日、1世紀前よりも3倍に増えているということだ。

 人類のこうした“ミニ進化”はどれも微小なものであるが、複数の解剖学的変化が絶え間なく訪れることで、新たな種を定義しなければならないような大規模な“進化”につながる。今の我々の進化の先にどのような“新人類”が出番を待っているのだろうか。

参考:「Daily Mail」、「Science Alert」、ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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