【実録】元TV番組プロデューサーが経験した怪奇! 丑の刻参り、呪われた部屋、死を予言する姉――宗教専門家・神ノ國ヲが独占取材!
神ノ國ヲ:呪いよりも呪う人間が怖い話ですね。ご自身は霊感などはないんですか?
O氏:ぼく自身には霊感などありません。ただ、じつは陰陽師の家系なんです。祖母は霊媒師で、姉は比叡山で僧侶になりました。両親とぼくには、そういう感覚はないです。そうだな、昔、子供の頃、高瀬川の近所にあった駄菓子屋へ行こうとすると、顔が女の蛇がいたんですよ。それで友達の家に行こうとすると、その女の蛇がいて。怖くて、よう行かんかったです。それで4日後に友達の家が火事になって、隣家の老人が死んだと聞きました。怖かったですね。
あとは、ウチがそんな家系だからか、使えない部屋が一室あったんです。まあまあ裕福な家でしたから、当時の実家には12部屋あった。でも、内一部屋が開かずの間なんです。理由はね、出るんですよね、何かが。
最初は2段ベッド置いて、姉と一緒に使っていました。ある晩ね、姉が首を曲げて、後ろ反りになっていて。えええって驚いて。翌朝、話を聞くと幽霊に首を絞められたんだって。どうやら家の下に墓がある。まあ姉はそういう血を受け継いでたんでしょうね。
姉がいうには、さらに老婆が部屋にいる、と。ただ、その老婆は神様だから大丈夫だと。事実ね、夢で競馬の結果を何度かみて、その通りに買ったら、三週連続で大当たり。1億円くらい儲かって、それで新しく一戸建てを買いました。だから、当時、父親は毎日3万円、近所の神社にお布施して拝んでいました。
ぼくもね小学生時代から般若心経を覚えさせられたりしてました。とまあ、姉には変なものが見えていた。そして、ある日いきなり祖母から電話があって、姉は出家すると言い出して、そのまま比叡山にこもってしまいました。もう25年以上前かなぁ。しばらくして、姉から家に電話があって「半年後、何月何日に祖母が亡くなるから、準備して」と。縁起でもないこと言うな、と両親も私も怒ったんですが、きっかり半年後、祖母は亡くなりました。
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