【トランプ】 不正満載の「米大統領選」で活躍・暗躍した女性を東大教授が選出! ペロシ、鳴霞、水責めの女王、クラーケン…

炎上した『ヴォーグ』2月号表紙。画像は「ABC NEWS」より

 ハリスといえば、バイデンと並んで写った『タイム』表紙に続き、黒人カメラマンの手による全身写真が『ヴォーグ』2月号表紙を飾りましたね。しかしこれが「カジュアルすぎる」「肌が白すぎる(ホワイトウォッシュだ)」などと炎上。バリバリ左派の『ヴォーグ』鬼編集長アナ・ウィンターが「次期副大統領の偉業を軽視するつもりはなかった」と釈明を余儀なくされたそうです。

 あ~めんどくせ……。トランプ政権下で規制緩和されたアメリカ社会がまた息苦しくなりそうですね。BLM~LGBT~SDGs系列の表現規制がCОVID-19以上に人心を萎えさせるでしょう。規制は規制でもハリス念願の銃規制が成し遂げられるなら良いことだと思いますが。

 民主党だけでなく今やアメリカ社会全体がトランプ支持者の粛清に乗り出し[4]、GAFAが保守系アプリを削除しまくる陰で、香港では未曽有の大量逮捕がありました……。

 不気味な並行現象をたっぷり鑑賞させられた正月でしたよ。

[2] 保守派論客の中には、11月に結果が出た途端にバイデン勝利と割り切り、不正追及を批判する「現実主義者」が少なからず存在した。大規模不正に憤り続ける保守派論客との間で感情的な誹謗中傷が行われ、訴訟騒ぎにまで発展した。
[3] https://rules.house.gov/sites/democrats.rules.house.gov/files/BILLS-117hresPIH-hres5.pdf トランプ弾劾を決めた1月13日の議会でペロシは ”I stand before you, as a wife, a mother, a grandmother, a daughter.”と発言、自ら通したこの決議を思いっきり破ってしまった。実行できもしない理念をその場しのぎに並べる俗流リベラルの実態が露呈した好例である。
[4] トランプを支持した弁護士の弁護士会除名、選挙結果に異議申し立てをした議員への献金停止、その親族への賃貸拒否・契約破棄といった差別が多発している。

三浦俊彦教授

文=三浦俊彦

1959年生まれ。東京大学総合文化研究科博士課程単位取得退学。現在、東京大学文学部教授。専門は、美学・分析哲学。和洋女子大学名誉教授。著書に『バートランド・ラッセル 反核の論理学者:私は如何にして水爆を愛するのをやめたか』 (学芸みらい社、2019年)、『エンドレスエイトの驚愕: ハルヒ@人間原理を考える』(春秋社、2018年)、『改訂版 可能世界の哲学――「存在」と「自己」を考える』(二見文庫、2017年)など。
Twitter:@tmiura_bot

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