猛毒キノコ御三家も発表! 「毒キノコ」を平気で食べる恐ロシアのキノコ料理&毒キノコの恐怖を亜留間次郎が徹底解説
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ロシア人でも食べない絶対に手を出してはいけない「猛毒キノコ御三家」が、タマゴテングタケ、ドクツルタケ、シロタマゴテングタケです。
一本食べただけで致死量になり、世界中でキノコ中毒で死んだ人の95%がこの御三家の犠牲者というほどのヤバさです。しかも、解毒剤は存在せず、遅効性の毒で食べてから数時間は何の異常も出ないため、気が付いた時には手遅れになります。現代医学でも致死率は22.4%にもなり、10歳未満の子供は51.3%と子供が食べると半数は助かりません。
猛毒キノコ御三家は食べてから6~24時間後に嘔吐、下痢、腹痛が現れますが、しばらくすると一時的に収まるので治ったと勘違いすると致命傷になります。怖いことに治った気がした後も肝臓と腎臓の組織を毒が少しずつ破壊していくので、4~5日後に二回目の症状が出始めます。
二回目は重症化して腎不全、肝不全、昏睡、呼吸困難などが進行して、10日前後で死にます。重症化する前に気が付いて血液濾過透析をして、毒素を体から抜くことが出来れば、重症化や致命傷を回避できます。そのため、初日の診断が生死を分けます。
怖いのは嘔吐、下痢、腹痛で病院に行っても、見た目の症状だけだと適当に薬飲んで寝ていれば治る、ありふれた毒キノコ界のスライム、オオシロカラカサタケと区別がつきにくいことです。判断が難しいため、3日経過観察すると手遅れになります。
血液検査をすると、肝臓と腎臓の細胞が破壊されているためにLDHやγ-GTPが異常に高くなっているのがわかるのですが、重症化していない初期段階で血液濾過透析が必要だと診断できる有能な医師に当たらないと死にます。
現代医療の力でなんとか生き延びても、腎臓や肝臓に重い後遺症が残ることが多く、下手すると定期的な人工透析が必要な体になり、完全に治すには肝臓や腎臓の移植手術しかありません。
この3種類のキノコに共通した外見上の大きな特徴は、見た目が白いことです。
食用キノコの中にも白い物は沢山ありますが、素人は白いキノコは食べるなと言われています。毒の成分であるα-アマニチンなどは分子量が大きいペプチドなので、煮ても焼いても塩漬けにしても抜けないので、ロシア人でも猛毒キノコ御三家を食べたら死にます。
なお、猛毒キノコ御三家で毒殺すると、死に方が明らかに怪しすぎるため、司法解剖されてバレるでしょう。
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2024.10.02 20:00心霊猛毒キノコ御三家も発表! 「毒キノコ」を平気で食べる恐ロシアのキノコ料理&毒キノコの恐怖を亜留間次郎が徹底解説のページです。ロシア、毒キノコ、食用などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで