ついにJFK暗殺事件の機密捜査文書1500点が公開される! 陰謀、オズワルド、FBI…
■来年末の公開で何が明らかになるのか
ケネディが殺害された後、メキシコ当局は、オズワルドが連絡を取り合ったキューバ大使館のメキシコ人従業員を逮捕したのだが、メモによると、逮捕された従業員はオズワルドは自身を「共産主義者であり、カストロの崇拝者であると公言した」と話した。
オズワルドと関係のない文書としては、アメリカ当局による1960年のカストロ暗殺計画に関するCIA文書もあり、キューバ内の地下犯罪組織の人物を使った計画があったことが示されている。
JFK暗殺を取り巻く陰謀論でしばしば言及されているのがまさに「地下犯罪組織の人物」であるフロリダ州のマフィアのボス、サント・トラフィカンテJrとシカゴのマフィアのボス、サム・ジアンカーナだが、今回の文書で両名を含む主要なマフィアの人物を調査および監視するための当局の取り組みに関するいくつかのFBIレポートが含まれている。
また1960年代にフロリダ南部とプエルトリコで活動していた反カストロのグループを当局が定期的に監視していることを示すいくつかのFBIレポートもある。
JFK暗殺事件の調査とは別に、資料の一部にはキューバとソビエトを監視するために使われたノウハウ、機器、メキシコシティのキューバ大使館とソビエト大使館の人員などの詳細についての記述もあり、米ソ冷戦時代の防諜に興味のある学者や研究者にとっては興味深い内容になっている。
今回公開が見送られた残りの機密文書については、バイデン大統領は2022年12月15日までに公開することをすでにアナウンスした。
1964年の「ウォーレン委員会」ではオズワルドの単独犯行が結論づけられ、1979年の議会でCIAが関与した可能性が排除されたのだが、背後に陰謀や謀略があったという説もまだまだ根強い。はたして来年の機密文書公開で新たな展開が見られることになるのか今後もウォッチしていきたい。
参考:「Global News」、「National Archives and Records Administration」ほか
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2024.10.02 20:00心霊ついにJFK暗殺事件の機密捜査文書1500点が公開される! 陰謀、オズワルド、FBI…のページです。CIA、FBI、機密文書、冷戦、ケネディ大統領、JFK暗殺事件、リー・ハーヴェイ・オズワルドなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで