この宇宙は4次元ブラックホールの中だった？ 画期的な新説登場で揺らぐビッグバン仮説！

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　しかし事象の地平線が2次元であるのに対し、この宇宙は（空間的に）3次元である。もしこの宇宙が事象の地平線と同様のものであるとすれば、この宇宙は1つ次元が上の4次元のブラックホールから生まれたものに違いないことを、カナダのペリメーター研究所とウォータールー大学の研究者らが主張している。

「ビッグバン仮説は、物理学を台無しにする特異点という“狂気”から全てが生じたという、私たちが比較的理解しやすい均一で予測可能な宇宙ですが、それはありえそうには思えません」（研究チーム）

　つまりこの宇宙は、特異点のビッグバンによって生まれたのではなく、その前からすでに存在していた4次元ブラックホールの中で生まれたものであると研究チームは解説している。

　もしこの宇宙が4次元ブラックホールの中にあるのだとすれば、きっと我々と同じような宇宙がいくつもあるということにもなるのだろう。この宇宙にあるブラックホールの1つに落ちてみれば、ほかの宇宙に行けるのだろうか。いずれにしてもビッグバン理論は今、大きく揺さぶられる事態を迎えていそうだ。

参考：「Anomalien.com」、ほか

文＝仲田しんじ

仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター　@nakata66shinji

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