膝を手術した少年に起きた未知の異変!! 外国語しか話せず、両親を忘れ、まるで別人に

※本記事は、2022年2月の記事の再掲です。

膝の手術から目覚めたら外国語しか話せず、両親を忘れ、米国にいると思い込んでいた少年

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イメージ画像:「Getty Images」

 現在、サッカーで負傷した膝の手術を受けたオランダ人の少年(17)を襲った「信じられない変化」が話題になっている。麻酔から目覚めた後、なんと彼は母国語であるオランダ語を忘れて英語しか話せなくなり、両親の顔さえ認識できず、自分が(今まで一度も訪れたことのない)米ユタ州にいると信じ込んでいたというのだ。謎の症状はしばらく続き、オランダ語は次第に取り戻せたものの、記憶に関する問題は現在も残っているという。医師を含め誰にも正確な原因を特定することはできず、極めて稀な症例として医学誌「Journal of Medical Case Reports」上で報告された。

 しかし、今回とよく似た症例をトカナは過去にいくつか取り上げている。

 2015年の湖南省長沙市の郊外に暮らすリウ・ジユさんのケースを紹介しよう。御年94歳のジユお婆ちゃんは、過去に英語教師として働いていた。しかし退職後の30年間、家族でさえも、彼女の口から英語が発せられる光景を目にしたことはなかったという。

 2週間前、お婆ちゃんは突然の脳梗塞に襲われ、昏睡状態に陥った。すぐに市内の病院へと搬送されるも、極めて危険な状態だったようだ。しかし、医師たちの懸命な治療によって、彼女は何とか一命を取り留める。そして、ようやく意識が戻った時、お婆ちゃんの口から周囲を仰天させる一言が。

「Where am I? What is happening?(ここはどこ? 何が起きたの?)」
 
 それは、ゆっくりであるが、明瞭かつ完璧な発音だったという。そう、お婆ちゃんはこの瞬間を境に、英語で会話することしかできなくなってしまったのだ。すぐに英語に堪能な医師が駆けつけるが、お婆ちゃんは中国語を一切話せず、理解することもできなくなっていることが確認された。担当のタオ・ホウ医師(45)は、脳の言語中枢に何らかの異変が生じた可能性を指摘ししていた。他にも、

交通事故から意識を取り戻すと流暢な中国語を話すようになったオーストラリア人2カ月にわたり言葉を失っていた女性が突然4カ国語のアクセントで話しだす朝目覚めると20年分の記憶を失っていた36歳……と、いずれも現代の医学や科学では完全に説明できない事例ばかりだ。まだまだ人体は、「内なる宇宙」と呼ばれるほど謎に満ちているということだ。
(編集部)

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