【ジェームズ斉藤】日本の外務省がヤバい!? トランプ大統領選勝利後の悪夢とは?

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画像は、GettyImagesより引用


ーー前回の記事では来年、 アメリカで内戦が起こりそうだという話でしたが、「実は民主党は年内に内戦を画策している」 という噂もあるようなのですが、本当ですか?

ジェームズ いえ、それは民主党のディスインフォメーションです。しかも、トランプを勝たせるための民主党のエスタブリッシュメント側からのディスインフォメーションですから無視しても問題ありません。 今年の大統領選挙に関しては、共和党、 民主党の両エスタブリッシュメント、そしてロンドン関係者がトランプ再戦でいくと決めたという話は前 回もしたと思いますが、概ねそれで行くと思います。実際、 アイオワ州もニューハンプシャー州もトランプが余裕で勝っていますからね。

ーーでも、最近、 テキサス州で国境警備隊と州兵が衝突したというニュースとかもあ って相当ヤバい感じもするんですけど。

ジェームズ 確かにそこは一触即発といえば、一触即発ですね。なぜ、 衝突が起きたのかというと国境警備隊が不法移民をアメリカ国内にバンバン入れるからです。入ってくるのを見て見ぬふりではなく、 積極的に入れているんです。「お前は移民か? じゃあ、こっちに来て、こういう書類をここで書け」 ということをしているのです。

ーー入国審査みたいじゃないですか?

ジェームズ 最早「不法入国審査」です(笑)。 不法移民であることが入国の条件であるという、最狂の制度です。 しかも、国境警備隊というのは連邦政府の国土安全保障省のCBP という組織が管轄していて、 彼らは空港の入国審査もやっています。つまり、 本物の入国審査官が不法移民を国境で入れているので大問題なので す。では、なぜ、彼らはこんなことをするのかといえば、 バイデン政権から「不法移民を入れろ」 と命令されているからです。傍観視ではなく、 不法移民を誘導して国内に入れろと言うのです。

ーー相変わらずメチャクチャですね

ジェームズ 国境警備隊だって命じられたらやるしかないんです。しかし、 勝手に不法移民を入れられるテキサス州はたまったものじゃないで すから州兵を出動させたのです。 国境にバラ線を敷いて入れないようにし、 徹底した巡回もやって不法移民を追い返しています。 そういう中で、不法移民を連れた国境警備隊と州兵が衝突したのです。しかし、 別に銃撃戦になったわけではなく、 国境警備隊のほうが引いて終わっています。

ーー銃撃戦になっていたら内戦の可能性があったと。

ジェームズ なくはないでしょう。しかし、 国境警備隊だってやりたくてやってるわけではないので州兵とぶつかれば引きます。そもそも不法移民を国内に入れるというのは違法です。そんな違法行為を国境警備隊に強要すること事態がおかしなことで、ここまで事態が進むとアメリカの建国の父が一番恐れていた連邦政 府の暴走が起きていると言ってよく、 完全な違憲状態と言えるのです。

ーー心情的な話ではなくて、法律的にも憲法的にもバイデン政権は間違っていると。

ジェームズ 連邦政府による違法で違憲行為です。よって国民同士である国境警備隊と州兵がぶつかるといった形での 内戦はなかなか起こりにくいと思います。もし起こるとすれば、 前回お話ししたように、 アンティファたちが不法移民をけしかけて暴動を起こさせる暴動方 式でしょう。その時、 たぶん大統領になっているトランプは軍隊を出動させて暴徒の制圧 に当たります。 すると暴徒つまりアンティファと不法移民たちはテロを仕掛けるよ うになるでしょう。

ーー内戦と言っても昔の南北戦争のような国を二分して戦うというものじゃないんですね?

ジェームズ 民主党を支持するブルーステート対トランプを支持をレッドステートのようなわかりやすい対立ではありません。人々が生活している中で、突然、街中で爆弾が爆発し、無関係な人々が何百人も死ぬというものが頻繁に起きるでしょう。これは単なるテロよりも規模が大きく、動乱(insurgenc y)に相当します。 一昔前のイラク戦争やアフガン戦争も結局は動乱であり、同時に内戦でもありました。今後アメリカに起こり得る内戦とは、そのような形態になるでしょう。

 しかも、そのような内戦を睨んだ動きがすでに民主党内に出てきています。民主党のリチャード・ブルーメンソールという上院議員が「大統領がアメリカ国内に軍隊を配備することに制限を加える」 法改正を画策しています。これは明らかに、来る内戦に向けて、トランプ大統領が暴動の鎮圧をできないようにするための法改正です。ちなみに、このブルーメンソールという議員はプロイセンのユダヤ貴族出身の 民主党でも5本の指に入る資産家で、純資産は1億ドルを超えます。典型的な東海岸のユダヤ系エリートなのですが、ベトナム戦争への兵役逃れを5回もしている卑怯者です。

ーーそんな人間が政治家って。まったくどこの国の政治家も本当に腐ってますね!

ジェームズ 腐っています。ですから、今年の大統領選挙も茶番なのです。例えば、ロン・デサンティスも予備選から早々に撤退しましたね。 あれもトランプ政権の閣僚になるための布石です。 彼のバックはブッシュ家です。トランプとは対立する勢力で共和党のエスタブリッシュメントの代 表ですが、 ブッシュ家の利権をトランプ政権に入れないといけないので、アイオワ州の様子を見て、デサンティスの撤退を決めて「 トランプを支持する」と言わせています。それまでは散々こき降ろしていたのに手のひらを返しました( 苦笑)。

ーートランプが本当に再戦するだろうと踏んだのですね。

ジェームズ 可能性は日に日に高まっています。しかも、それがエスタブリッシュメントたちの思惑通りですから簡単には喜べない状況です。来年に向けていまからしっかりした現状認識と将来への予想と準備 が大切になります。

 最後にもう一つ、日本の外務省のヘタレぶりについてお伝えしておきましょう。現在、共和党の予備選挙はトランプとニッキー・ ヘイリーの一騎打ちになっていますが、外務省は少し前まで「 ニッキー・ヘイリーが勝つかもしれない。勝たないまでも副大統領候補になる可能性がある」と分析していたのです。しかも、その理由は「 トランプはニッキー・ヘイリーのことが女として好きだから」 ということらしいんです。

ーーヤりたいから副大統領にしてやるってことですか(苦笑)?

ジェームズ 完全に妄想です(苦笑)。こんなのはまともに分析すればすぐにあり得ないとわかるのです。 というのもニッキー・ヘイリーのバックはブッシュ家なのです。トランプが一番目の敵にしているのがブッシュ家なのです。要は利権構造が違うので、ブッシュ家と手を切らない限り、彼女の副大統領候補はありません。しかし、ニッキー・ ヘイリーがブッシュ家を切ることは考えられません。 これまで政治活動をずっとブッシュ家をバックにしてやってきたのですから、いまさら手を切ることなど考えられないのです。これが同じブッシュ家をバックにしていても、デサンティスならば話が違ってきます。彼は白人ですから、バックがブッシュ家でも副大統領候補の可能性はまだあります。

ーーニッキー・ヘイリーは白人じゃなくてインド系ですね。

ジェームズ インド系というよりも「生粋のインド人」です。 両親がともにインド人で、 二人がアメリカに移民してきてからアメリカで生まれています。 ニッキー・ヘイリーも本名ではなくて、マイケル・ ヘイリーというアメリカ人と結婚したのでニッキー・ ヘイリーと名乗っているだけで、ニマラタ・ニッキー・ ランダワが本当の名前です。日本でよくある、在日朝鮮人の通名と同じような論理です。つまり、素朴なアメリカ人からすると、ニッキー・ ヘイリーなどいくら大統領候補になっても結局は通名でしか活動で きない「アメリカ人未満」なのです。こういった事情を外務省はわかっていないようですし、わかっていても理解できていないのです。さらにいえば、これは別の記事にしたほうがいいかもしれませんが、実はアメリカ人はインド人に対する強い偏見があるのです。

ーー東洋人嫌いということですか?

ジェームズ いえ、インド人に対する根強い偏見です。 そういうことを理解していないんです、外務省は。ですので、 ニッキー・ ヘイリーはサウスカロライナ州の州知事にはなれますが、 副大統領はちょっと難しいのです。また、そもそもトランプが復活させたい「偉大なアメリカ」とは白人のアメリカです。よって、デサンティスはバックがブッシュ家であってもギリギリセーフなの ですが、純粋なインド人のニッキー・ ヘイリーでは最初からその目はありません。 国連大使みたいものには任命しても、 副大統領の候補にはなりません。

ーー副大統領って大統領になにかあれば大統領に格上げされるポジションですし。

ジェームズ まかり間違えば国の代表になるかもしれない人間をインド人に任せ るわけにはいかないのです。ところが外務省は「トランプは彼女が好きだから」という理由で、「副大統領候補に」という分析ですから呆れてしまいます。

 であるのに、なぜ、こんな分析を外務省はするのでしょうか? 実は先日も外務省の某高官が「 日本としてはトランプよりもバイデンに勝ってもらいたい」 と言ったと聞いています。 バイデン政権を盲目的に支持しているのです。

ーー勝ってほしいと願っている?

ジェームズ 冗談抜きにそういう感情なのです。バイデンのおかげで日本はLGBT問題やクルド問題なんかが起きているのに、です。岸田政権が支持率16%なのにまだ続いているという異常な状態が 起きているのに、です。これらは全部、バイデン政権がもたらした弊害です。しかし、そんなバイデン政権をベッタリ支持しているのが日本の外務省なのです。ですから、来年、トランプが仮に大統領になったとして、日本の先行きはかなり暗いものになるでしょう。少なくとも日本政府が現状のままなら難しいと思います。なので、次回は日本について、特に「岸田の乱」 についてお話ししましょう。
 
 

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