コウモリから新たなコロナウイルス「HKU5-CoV-2」発見!研究には“武漢ウイルス研究所”が関与

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 中国のコウモリから新たなコロナウイルスが発見された。その名も「HKU5-CoV-2」。科学誌『Cell』に掲載された研究によると、このウイルスは人間の細胞に侵入する可能性があり、COVID-19を引き起こすSARS-CoV-2と似た特性を持つという。しかも、この研究にはあの武漢ウイルス研究所が関与している。

人間への感染はまだ確認されていない…が

 アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は「現時点では公衆衛生上の懸念はない」としながらも、監視を続けると発表している。確かに人間への感染は今のところ報告されていない。しかし、研究によれば、このウイルスは人間のACE2受容体に結合する能力を持ち、呼吸器や消化器の細胞にも感染できる可能性があるという。

「問題なし」とするCDCの発言は安心材料となるのか、それとも単なる「火消し」なのか? その答えが明らかになるのは、まだ少し先になりそうだ。

武漢ウイルス研究所の影

 この研究を主導したのは、「バットウーマン(コウモリ女)」の異名を持つ石正麗氏。彼女はこれまでCOVID-19の研究所起源説を強く否定してきたが、今回の発見が新たな議論を呼び起こすことは間違いない。

 HKU5-CoV-2は、中東呼吸器症候群(MERS)を引き起こしたMERS-CoVと同じ「メルベコウイルス属」に属している。MERSといえば、2012年に流行し致死率30%を超えた恐ろしいウイルスだ。今回のHKU5-CoV-2がどこまで危険なのか、今後の研究が待たれる。

研究の背景と国際的な反応

 今回の発見は、COVID-19の起源をめぐる議論が未だに続く中で報告された。中国政府は研究所起源説を一貫して否定しているが、新たなコロナウイルスがまたもや武漢ウイルス研究所の関与する研究から出てきたことに、疑問を抱く人は少なくないだろう。

 SNSでは早くも「またか」「パンデミック第2章の始まりか?」といった声が上がっている。ニュースサイトのコメント欄には、「次のパンデミックはすでに仕込まれているのでは?」といった陰謀論的な意見も見受けられる。

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終わりなき監視とウイルスの脅威

 科学者たちは、この新型ウイルスの詳細な分析を進めている。CDCや他の公衆衛生機関も状況を注視しているが、一つ言えることは、「新型ウイルス発見」というニュースは、もはや日常茶飯事になりつつあるということだ。

 次に人類を襲うウイルスは、すでにどこかの研究所で眠っているのかもしれない。それとも…もう既に広がり始めていたりするのだろうか。

参考:Newsweek、ほか

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