人類滅亡、最後の引き金は“4つの出来事”?元レスキュー隊員が警告する「世界が終焉する可能性」と災害時のサバイバル術

人類滅亡にも繋がる“破局シナリオ”がいくつか想定されているが、実際にどれほどの可能性があるのだろうか。サバイバルの専門家がこの問題についてくわしく解説している。
■激甚災害でも「サバイバルは可能」
いつ世界が終わるのかという“破局シナリオ”は、これまでに何度となく話題にされてきたが、地球上で大量絶滅が起こる可能性はどれほどあるのだろうか。
元レスキュー隊員でサバイバルの専門家であるアンソニー・フィンチャム氏によると、人類を絶滅させる可能性のある現象は数多くあるが、実際に起きる可能性はきわめて低いという。
「これは答えるのが難しい質問です。実際には、真に終末的なレベルの出来事が起こる可能性は非常に低いのです」とフィンチャム氏は英紙「Daily Mail」に語る。
フィンチャム氏は人類を滅亡させる「巨大なハリケーンや巨大な山火事、あるいはそれに類するものはあり得ない」と指摘し、「ほぼすべての災害の強さには上限があります」と説明する。つまり一般的な自然災害で、それがどんなに大きくとも人類の存亡を揺るがすものにはならないという。
ではどのような災厄が人類滅亡レベルの出来事になるのだろうか。
「(世界が終焉する可能性のある)主な出来事は、パンデミック、小惑星の衝突、大規模な火山噴火、そして制御不能な気候変動です」(フィンチャム氏)
しかしそれが起こる可能性は「極めて小さい」とフィンチャム氏は念を押す。
災害を経験するのは不運なことだが、フィンチャム氏は生き延びることは可能であるということを人々に啓蒙することを目指し、ポットキャスト番組「Disastrous History」で精力的に動画を配信している。
動画では自然災害時に安全を確保する方法を解説しており、フィンチャム氏は竜巻、ハリケーン、地震、火災を生き延びるためのいくつかの役立つヒントを提供している。

竜巻の場合、地下室に避難するか、家の最も中央部分にシェルターを作るようアドバイスし、こうした状況では防壁が重要になると述べている。
災害への備えとしては軽量で持ち運び可能な充電器、救急箱、丈夫な靴を用意することが重要であるという。
ハリケーンに関しては高潮と洪水について警告し、海の近くにいる場合はすぐに内陸部へ逃げるべきであり、ハリケーンの警報はかなり事前の段階から発せられるので逃げる時間はじゅうぶんにあるということだ。
内陸部では窓のない部屋に留まることが重要だが、浸水を回避できない場合は、閉じ込められる可能性があるため、屋根裏部屋には行かずに、できるだけ高い階に行くべきであるという。
フィンチャム氏は地震が起きた場合は家具を避難所として利用し、頭と首を守ることを優先すべきだと話す。
山火事の場合、単に外に出て、火災が発生している建物や地域から離れるべきだという。
フィンチャム氏は建物火災について「煙はまず天井に沿って蓄積し、下層には比較的きれいな空気があるため、素早く安全に避難できる」と述べ、山火事に関しては避難命令が出ている場合は必ず避難するよう勧告している。
災害に直面するのは運が悪いことだが、安全にサバイバルする方策はたいていはいくつも残されており、落ち着いて行動することが肝要であるようだ。興味を持たれた向きは動画をチェックしてみてもよいのだろう。
参考:「LADbible」ほか
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