BMW窃盗の容疑者「車にテレポートさせられた」「エイリアンから救ってくれてありがとう」と意味不明な主張

アメリカ・フロリダ州で、自動車窃盗の容疑者が警察に対して奇想天外な言い訳をしたとして話題になっている。「車にはテレポートした」「エイリアンから救ってくれてありがとう」――。逮捕の瞬間のボディカメラ映像には、血まみれの男がそう語る姿が記録されていた。
事件は今週火曜日の午後、フロリダ州オーモンドビーチのバイセンテニアル公園で発生した。犬の散歩中だった飼い主が、鍵を車内に置いたままBMW 230iコンバーチブルを離れた隙に、男が車に乗り込んだという。目撃者によれば、男は「ライターを持っていないか」と尋ねるなど、BMWの持ち主にしては不審な様子を見せていた。
時速130マイルでの暴走とクラッシュ
盗まれたBMWはその後、時速130マイル(約210km)を超える猛スピードで暴走し、オールド・ディクシー・ハイウェイとプランテーション・オークス・ブールバードの交差点で激しくクラッシュした。公開された映像には、炎に包まれた車の残骸から、警察官たちが運転席のカルビン・ジョンソン容疑者(36歳)を引きずり出す緊迫した様子が映っている。
奇跡的に軽傷で済んだジョンソン容疑者だが、救助された直後に放った言葉は警察官たちを困惑させるものだった。「どうやって車に乗ったのか分からない。テレポートしたか何かだ。約束する、どうやって入ったのか本当に分からないんだ」
「エイリアンから救われた」という珍妙な感謝
手錠をかけられ、血を流しながらも、彼は自身の「テレポート説」を主張し続けた。さらに、警察官に対して「あなたたちが私をエイリアンから救ってくれたんだ」と感謝の言葉まで口にしたという。まるで映画『スタートレック』のスポックのように転送されたとでも言いたげな様子だったが、警察はもちろんその話を鵜呑みにはしなかった。

警察官の一人は冷静に、「シートベルトをしていなかったら死んでいたぞ」と告げた。ジョンソン容疑者はその後、地元の病院へ搬送され、退院後に自動車の重窃盗罪および免許停止中の運転で起訴される見込みだ。
過去にも「何となく」で自転車を盗んだ常習犯
逮捕状によると、ジョンソン容疑者には不法侵入や公務執行妨害など多数の前科がある。今年に入ってからも1500ドルの自転車を盗んで逮捕されており、その際の動機については「ただなんとなく盗みたくなった」と供述していたという。今回のBMW盗難についても、テレポートではなく「なんとなく」乗り込んだというのが真実に近いのかもしれない。
幸いなことに、この無謀な暴走劇で他に怪我人は出なかった。エイリアンの仕業かどうかはさておき、彼が刑務所という現実に「テレポート」されることだけは間違いなさそうだ。
参考:Daily Star、Coast to Coast AM、ほか
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2024.10.02 20:00心霊BMW窃盗の容疑者「車にテレポートさせられた」「エイリアンから救ってくれてありがとう」と意味不明な主張のページです。エイリアン、テレポート、交通事故などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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