被害者は「母親の顔」に似ていた! テッド・バンディら稀代の連続殺人鬼が狙う“顔の法則”を見破る最新ツール

連続殺人犯の犠牲者たちに何か共通する特徴があるのだろうか――。新たな研究ではテッド・バンディやエドモンド・ケンパーの犠牲者の女性は、彼らの母親に似ていることが指摘されている。
■犠牲者の容姿に共通の特徴
子どもにとって異性の親の容姿はどんな意味を持っているのか――。
新たな研究では、テッド・バンディやエドモンド・ケンパーといった悪名高い連続殺人犯は、その標的の人物に母親と似た顔立ちの女性を選んだ可能性が高いことが報告されている。

豪マードック大学の研究チームが今年2月に「The Police Journal: Theory, Practice and Principles」で発表した研究では、警察が未解決事件の被害者同士の共通点を見つけるため、顔の特徴を分析する法医学ツールが開発されたと報告されている。
この技術はこれまで見過ごされてきた可能性のある、被害者に共通する「微妙な顔の形状」を捉えることができるという。
かねてから研究者たちは、テッド・バンディの犠牲者と彼の母親であるルイーズ・バンディ、そして彼の最初の恋人との間に、不気味なほどの類似点があることを指摘してきた。彼の標的となった女性たちは、幼い頃に母親がしていた髪型に似た、真ん中分けの長い髪をしている人物が多いのである。
研究チームによると、彼がこれらの女性を標的にした動機は、幼少期のトラウマ的な出来事に由来する可能性があるという。ちなみに彼は十代後半まで母親を姉だと信じており、真実を知った際には多大な精神的ショックを受けていた。
一方、「女子学生キラー」として知られるエドモンド・ケンパーは、幼少期に境界性パーソナリティ障害の疑いのあった母親から虐待を受けていたことがわかっている。

彼は自分に似た容姿の女子学生を殺害した行為は、彼にとって「母親を何度も殺そうとする試み」だったと認めている。
今回開発された新たなツールは「顔類似性リンク(FSL)」と呼ばれ、写真から55の顔の測定値を分析し、人物の顔をより詳細に比較することを可能にする。
研究主筆のブレンダン・チャップマン氏によれば、たとえ不完全な写真であっても、被害者の顔の構造における差異や類似点を見つられる可能性はじゅうぶんにあるという。
研究チームは人物の顔の目尻、唇の縁、顎、鼻先など、顔の主要な21のランドマークを特定し、それらの間の距離を測定し、その測定値を比率に変換した。これにより、撮影角度や縮尺による歪みを相殺し、より信頼性の高い顔の比較が可能になった。

チャップマン氏によれば、このツールがAI(人工知能)によって自動化できる可能性もあるという。
「私たちは、高価な専用プログラムや独自開発のプログラムを必要とせずに、捜査官が容易に導入できる技術を開発することに非常に力を入れてきましたが、AIによってさらに発展させる可能性も開いています」(チャップマン氏)
顔の鑑定において、もはや人間の目を必要としなくなる日が近いのかもしれない。
「自動化システムを使えば、被害者の画像を大量に迅速かつ確実にスクリーニングでき、証拠が乏しい事件でも捜査官に貴重な手がかりを提供できるでしょう」(チャップマン氏)
物証が乏しく、あるいは関連性が見つからずに迷宮入りしてしまう事件がこのツールで減少することが期待されている。
「この技術はDNA鑑定に取って代わることは決してないものの、DNAが存在しない、あるいは劣化している事件において、被害者間の潜在的な関連性を特定することができます。捜査官にとって新たな出発点となるでしょう」(チャップマン氏)
犯罪は未然に防止できるに越したことはないが、起きてしまった残忍な事件が未解決のままになるのは最悪の事態といえるだろう。今回開発されたツールが有効に活用されることを期待したい。
参考:「Daily Mail」、「Phys.org」ほか
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