ロスアラモス研究所の元職員が失踪!「量子テレポーテーション(瞬間移動)」の極秘研究と外国スパイ説

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 2025年に行方不明になったロスアラモス国立研究所(LANL)の元職員について新たな驚くべき証言が届けられている。この職員は量子物理学者とテレポーテーションについて極秘の共同研究を行っていたというのだ――。

■失踪した元職員は瞬間移動研究に関わっていた!?

 アメリカの主要な核研究施設の一つであるロスアラモス国立研究所(LANL)の元職員、アンソニー・チャベス氏(当時78歳)は2025年5月4日にロスアラモスの自宅から謎の失踪を遂げ、新しく購入したばかりの車、鍵、財布を残したまま外出したのが最後に目撃された。

 報道によると彼は2017年に退職するまで、研究所で空調設備技術者として働いていた。

「Los Angeles Magazine」のジャーナリスト、ローレン・コンリン氏が入手した警察の報告書によると、チャベス氏は物体を遠距離にテレポーテーションさせる技術と関係があったことが明らかになった。

 チャベスの友人は警察に対し、彼がロスアラモス研究所の匿名の科学者と「同時に二つの場所にいる」というアイデアについて研究していたと供述した。

 量子物理学において「同時に二つの場所にいる」現象は、量子重ね合わせ(quantum superposition)として説明され、量子コンピューティングやテレポーテーション実験の基礎となっている。

 チャベス氏がロスアラモス研究所の科学者たちとどのように繋がり、重ね合わせや量子テレポーテーションに関する実験に協力していたのかは、依然として不明である。

 量子コンピュータを扱うには特殊な量子状態を維持するために、マイナス237.13度まで冷却できる極低温環境が必要となるため、空調設備の専門家の助けが必要になる可能性がある。

 米ニュースメディア「NewsNation」のジェシー・ウェーバー氏のインタビューの中でコンリン氏は、チャベス氏が失踪直前にシルバー色の新車(アキュラ)を購入しており、警察はその車を彼の私道に駐車した状態で発見し、車のキーは家の中に残されていたと発表した。

 愛煙家として知られるチャベス氏だったが、不可解にも身分証明書のほかにもタバコを自宅に残していた。彼はそもそも携帯電話も持っていなかったため、GPSで足取りを追うことも不可能であった。

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画像は「Daily Mail」より

 チャベス氏はハイキングが趣味であったというが、失踪時には長時間の屋外散歩に適した服装をしておらず、緊急時に連絡を取る手段も持っていなかったと捜査官は指摘している。

 英紙「Daily Mail」は、チャベス氏の友人が提供した証言の詳細についてロスアラモス郡警察署にも問い合わせたが、チャベス氏が一緒に仕事をしていたとされるロスアラモス国立研究所の物理学者の名前は伏せられたままである。

 はたしてチャベス氏は量子研究に関わっていたのか。情報機関関係者が「Daily Mail」に語ったところによると、高度な技術に携わる労働者は、外国のスパイ計画の標的になる可能性があるという。

 かつてFBI(連邦捜査局)の犯罪捜査部門の副部長を務めていたクリス・スウェッカー氏は、今年4月に「Daily Mail」に対し、外国勢力が国家安全保障上の機密情報を知っている市民を標的にしている可能性があると語った。

「まず最初に考えられるのは、スパイ活動に利用される可能性です。我々の科学者たちは、特にロケット推進分野において、長年にわたり敵対的な外国の情報機関から標的にされてきました」(スウェッカー氏)

 スウェッカー氏によれば敵の情報機関は数十年にわたり、米政府の極秘計画を妨害しようと試みてきたという。その主な方法は2つあり、1つはアメリカから情報を盗み出す方法を見つけることで、もう1つは計画について知っている人物を殺害することであるということだ。

 先日のトカナの記事でもお伝えしたように、ロスアラモス国立研究所の別の職員であるメリッサ・カシアス氏も、チャベスの失踪からわずか7週間後に、ほぼ同じような手口で姿を消し、今年5月28日にニューメキシコ州のカーソン国有林で遺体で発見された。遺体のそばに拳銃が見つかったと報じられているが、当局は1カ月以上経っても死因を公表していない。

 元FBI捜査官のベン・ハンセン氏は、カシアス容疑者が上司が保有する核研究に関する機密情報にアクセスできる立場にあった可能性があると主張している。

 チャベス氏とカシアス氏に何らかの接点はあったのか。そして事件自体にも何らかの関連があったのだろうか。

 ご存知のようにアメリカ国内ではロスアラモス以外でも先端技術系の科学者の不審死や謎の失踪が続いている。引き続き関連する続報を注視していきたい。

参考:「Daily Mail」ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
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