核ミサイル施設を包み込む巨大な光と「恐れるな」の声… 49年ぶりに再会した元空軍兵士2人が語るエルズワース事件「消えた5時間」

UFO遭遇談には、いつも同じ弱点がつきまとう。「証人が本人しかいない」ことだ。
元米空軍の保安警察官マリオ・ウッズ氏は、1977年に核ミサイル施設で体験したという出来事を1996年から語り続け、テレビや番組への出演は40回を超える。そのたびに彼は、あの夜の相棒マイケル・ジョンソン氏を探してほしいと訴えてきた。
その相棒が、ついに見つかった。2026年9月公開のポッドキャスト番組『American Alchemy』で、2人は約49年ぶりに並んで座り、あの夜を語り合ったのだ。
警報、緑の光、そして「漆黒の球体」
ウッズ氏の証言によれば、事件が起きたのは1977年11月、サウスダコタ州のエルズワース空軍基地が管轄するミサイル発射施設「N-5(ノーベンバー5)」だった。ジョンソン氏は休暇中の隊員の穴埋めとしてその日だけ同じ班に入っており、2人はほぼ初対面だったという。
深夜0時過ぎ、施設の地上と地下のセンサーが同時に警報を発した。トラックで駆けつけた2人の頭上には、施設のフェンスをはみ出すほど巨大な物体があり、まばゆい緑の光が車ごと2人を包み込んだ。
胸を押さえつけられるような圧迫感で息ができず、体が浮き上がるような感覚もあったとウッズ氏は振り返る。続いて直径1.2〜1.8mほどの真っ黒な球体が現れ、ボンネットの上や2人の脇を移動した後、ふっと消えた。車内には硫黄とアンモニアを混ぜたような悪臭が立ちこめたという。
ハンドルを握ったまま硬直していたジョンソン氏は、ウッズ氏の呼びかけは聞こえていたのに、一言も返せなかったと語っている。

3体の小さな影と1体の背の高い影
やがてウッズ氏は、車の右側から低い声で「恐れるな」と繰り返し語りかけられたと証言する。約6m先から、小柄な3体と、その後ろに背の高い1体が、歩くのではなく滑るように近づいてきた。いずれも大きな黒いアーモンド形の目をしていたという。そこで彼の意識は途切れた。
気がつくと時計は午前6時ごろ。トラックは施設から約13km離れた貯水池のダム脇に止まっていた。凍っているはずの地面はぬかるみ、ジョンソン氏は目を開けたまま反応がなかったとされる。
2人は別々に基地へ連れ戻され、個別に尋問を受けた。ジョンソン氏は医務室で静脈に何かを注射された記憶があり、それ以来、利き腕の右腕が左腕より弱くなったと話している。その後、2人は離ればなれになり、連絡は途絶えた。

退行催眠で浮かび上がった「同じ言葉」
番組では、ジョンソン氏が退行催眠を受ける様子も撮影された。彼が語ったのは、トラックを取り囲む頭の尖った3体の存在、無理やり車から引きずり出された感覚、そして手術台のようなまぶしい光の下で脚や背中に器具を当てられる生々しい場面だった。
催眠下のジョンソン氏の口からも、ウッズ氏が半世紀近く語ってきた「恐れるな」という言葉がこぼれ出た。
ただし、記憶の扱いには慎重さが要る。心理学者ジョン・キールストロム氏の論考は、催眠中の暗示が記憶の内容や確信の強さを変えうることを示している。また2人は収録前に電話で言葉を交わしており、一致した証言がいつ生まれたのかは区別できない。当時の勤務記録や医療記録、出動した保安官事務所の記録が見つかれば、時系列を裏付ける手がかりになるだろう。
それでも、記録の検証だけでは埋まらないものがある。49年間語り続けた男と、忘れようとしてきた男。ほぼ初対面だった2人の記憶の底に、同じ一言が沈んでいた。あの夜、核ミサイルの真上で彼らに「恐れるな」と告げたのは、いったい誰だったのだろうか。
参考:Curiosmos、Podscripts(American Alchemy)、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊核ミサイル施設を包み込む巨大な光と「恐れるな」の声… 49年ぶりに再会した元空軍兵士2人が語るエルズワース事件「消えた5時間」のページです。UFO、核ミサイル、退行催眠、核施設などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで