銃創を15秒で塞ぐ注射器が誕生!!米軍が開発に参加した「XStat」のスゴさとは?
またひとつ、米軍が開発に参加した最新ツールが世に生み出された。といっても、今回は人を傷つけるためのものではなく、命を救うための器具だ。米国の科学サイト、「Popular Science」が今月3日に報じたところによると、現在その器具は、米国食品医薬品局(FDA)による認可を待つ段階にあるという。
医療技術関連会社RevMedx社が、米軍からの支援を受けて完成させたのは、「XStat」と呼ばれる医療器具だ。この器具は、戦場において銃弾を受けてしまった兵士の傷を、一時的に手当するために開発されたという。
■今までの応急処置は……
従来、銃弾で傷付いた兵士を手当てする際には、多くの困難が伴っていた。大量に流れ出る血液を止める唯一の方法は、傷口いっぱいにガーゼを詰め込むこととされているが、時に13センチほどの深さにまで至る銃創では、失敗してしまい、何度も入れ直さなければならないケースも多かったという。またこの手当ての方法は、中世の時代から行われてきたことと基本的に何ら変わりなく、現代においても、戦場における兵士の死因は、出血多量によるものが多くを占めてきた。しかし今回の「XStat」は、このような従来からの応急処置の方法に取って代わる、画期的な器具であるというのだ。
■使用方法と働きって?
「XStat」は、軽量なポリカーボネートで作られた注射器型の器具で、その中には、圧縮されて錠剤のようになった1cm程度のスポンジが多数充填されている。使用する際は、注射器の先端部分を銃創に直接差し込み、ピストンを押し下げるだけでよい。注入されたスポンジは、(血液などの)水分を含むと泡のように広がり、穴が開いてしまった傷口を埋める。また、互いにしっかりとくっつき、破れた血管などの出血箇所を十分な圧力で塞いでくれる。この間、実に15秒であるというから驚きだ。
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