メキシコ湾に現れた謎の生物、「胎盤クラゲ」の姿がヤバい!!
この映像は、2年前にメキシコ湾の水深1500mで、石油採掘装置のカメラが捉えていた光景だ。深海をゆっくりと漂う、茶色の巨大なカーテンのような物体。今まで多くの海洋生物学者たちが映像の分析に取り組んでいたが、謎の物体の正体をなかなか特定できずにいた。
しかし、英紙「The Daily Mirror」が今月20日に伝えたところによると、米国モントレーベイ水族館の研究所に所属する科学者たちが、この謎の物体の模様を分析した結果、「胎盤(状)クラゲ」であるとの結論に至ったようだ。「胎盤(状)クラゲ」は通常、南極大陸付近の冷たい海に生息しているため、どうやら科学者たちはその可能性を見落としていたらしい。ちなみに、映像が公開された当初は、クジラの胎盤が海を漂っていただけなのではないかと考える学者も多かった。
ちなみに「胎盤(状)クラゲ」の正式名称は、「Deepstaria Enigmatica」。非常に大きい半透明の傘を持つこのクラゲは、1967年に初めてその存在が一般に認知されたが、その生態の多くは謎に包まれたままである。トカナでは以前も、「ホホジロザメさえも捕食する巨大海洋生物」や、「4つの目を持つ深海魚」の話題をお届けしてきたが、1つの謎が解き明かされていく間にも、次々と疑問が生じてくるのが海の世界。今後は、どのような謎が私たちを楽しませてくれるのだろう。
(ヨムノ・トルグ)
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