ティンカー・ベル・コンプレックス ― 女性版「ナポレオン・コンプレックス」と性格

 ティンカー・ベル・コンプレックス――。この耳慣れない言葉は何を意味するのだろう。実は、女性版「ナポレオン・コンプレックス」のことなのだ。


■男女でちょっと事情が違う“低身長コンプレックス”

ティンカー・ベル・コンプレックス ― 女性版「ナポレオン・コンプレックス」と性格の画像1Telegraph」の記事より

「ナポレオン・コンプレックス」は、1962年にオーストリアの心理学者アルフレッド・アドラー博士が命名した「背の低い男性は、その劣等感から嫉妬深く、攻撃的な過剰反応をみせてしまう」という心理状態を意味する。ちなみにアドラー博士、いわゆる「劣等感」を発見した人物でもある。背が低いがために「軽くあしらわれた経験がある」と不満を口にする男性は多く、この男性特有のやっかいなコンプレックスにはネガティブな色合いが強い。

 たとえば今年の5月、歌手のアート・ガーファンクルは「Telegraph」紙上で、朋友のポール・サイモンについて「ポールは『ナポレオン・コンプレックス』をいだいていると思うか?」と質問されたら「僕は『イエス』って答えるね」と激白している。聞くところによると、アートは高校時代、背の低いポールへの“同情”から友達になってあげたそうだが「僕のそんな同情が、ポールをあんなモンスターに変えてしまったんだ」と後悔の念をにじませている。

 ポール・サイモンほどではないにしろ、低身長は男性の性格に影を落とすものなのかもしれない。オランダ・フローニンゲン大学のエイブラハム・ビーインク教授の研究によれば、パートナーのいる男女それぞれ100人にインタビューを行ったところ、男性グループでは身長163㎝の男性は198㎝の男性より嫉妬深いということが判明した。

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