山奥の廃校で「少女の霊」とガチ遭遇、体が小刻み震えて…！ 供養人形に宿った子どもの魂…【心霊スポット】

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　このように2つの校舎をつなぐ渡り廊下もありました。

　私はここで肝心な事を思い出します。

　そもそも供養人形が有る無しに関わらず、夜の学校ってメチャメチャ怖いんですよ。むしろ学校なんて在学中は夕方あたりから怖かったんですよ。

　19時前だというのに町には人の気配がないし、学校は廃校だし、しかも倒壊してるし、さらに供養人形だし、クライマックスが100連発気分です。シンフォニアギアです。

　とはいえ、使命感でしょうか責任感でしょうか、校舎をひと通り回り、入口を確認します。すると鍵が開いているんですよ。むしろ閉まっていてくれよ。その方が諦めもつくのに……。

　校舎に入ると恐怖が倍増します。スマイル君も半笑いで明らかにビビッています。途中なんどもお互いの手を握り合おうかとしましたが、躊躇します。キモいので……。

　校舎自体はそんなに大きくありません。1学年1クラスのようで、2階3階が生徒の教室のようです。

　ひと通り各教室を見て回りましたが、供養人形なるモノはありませんでした。「もしかしたら隣の校舎なのかな？」と思いましたが、すでにお腹いっぱいです。これ以上の探索はおそらく無理だろうな……と思っていた矢先！

　私の3歩先を歩いていたスマイル君が最後の教室に入った瞬間、凄まじい勢いで振り返ります。その時のスマイル君の瞳孔は開きっぱなしです。

スマイル「あた……あたよ……」

　恐怖のあまりか小さい「つ」が抜けていました。

　何事かわからず、教室の中を覗き込むと！

 
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