日本一詳しい「キ●タマの実体」! 金玉は本当に急所か、無敵の金玉、玉ヒュンの科学…亜留間次郎が徹底解説!
■金玉解剖学講座
骨も皮下脂肪もなく、わずかな薄い筋肉の膜しか持たない金玉は非常に無防備だが、その構造は意外に強固で人間の体の中で最も丈夫な皮膚を持っていて、打撃を受けても簡単には壊れない。
・肉様膜
普通の皮膚の下には脂肪があるが、金玉には脂肪が無く代わりにこの平滑筋層がある。収縮によって金玉の皮膚を縮ませる働きがあり放熱を調節している。金玉にシワがよるのはコレのせいで金玉が縮み上がっている時はこの筋肉が緊張している。
・精巣挙筋
金玉を上に引っぱり上げる働きをする腹筋と繋がった横紋筋なので、自分の意思で動かせる。著者は自分の金玉を上げたり下げたり出来るが、出来ない人もいるらしい。いわゆる「玉ヒュン」はこの筋肉が緊張することによって起きる現象。
・精巣鞘膜
壁側板と臓側板の二つの組織が結合して出来た組織でリンパ液を分泌している。分泌過剰になると「陰嚢水腫」という病気になり、金玉が肥大する。
医学が未発達だった時代には話のネタになるほど肥大してしまった事例も多く、現代でも医療未発達地域では金玉の重量が60キロを超え、体重の半分近くが金玉という冗談のような患者が発見されたこともある。
葛飾北斎が書いた大嚢という絵があるが、誇張ではなく治療せずに放置すると本当にこうなるが、ここまでなっても死なないどころか、金玉が重くて邪魔という以外は特に痛みも無ければ金玉以外の部分に異常も出ないので本当に絵のように自分の金玉を担いで歩くことができる。
この葛飾北斎の絵は医学誌などでバンクロフト糸状虫という寄生虫が原因と紹介されることも多いが、寄生虫が原因の場合は金玉だけでなくチンコまで巨大化して長さ58センチ、外周50.5センチという巨根になってしまった症例がある。
以前にもトカナで外国の例が紹介されたことがあるほか、近代日本でも実例があります。写真を見たい人は論文(Jap. J. Trop. Med. Hyg., Vol. 2, No. 1, 1974, pp. 59-66、リンク先はPDF)の最終頁をご覧ください。
・精巣
精子を作る金玉の中枢部と言っていい場所で男性ホルモンを分泌する役割も持っている。損傷しても一部でも正常なら精子を生産可能で少しぐらい潰れても平気。
・精巣上体
長さ6〜7メートルの細い精子が流れる管が丸められた物で精子を成熟させる働きがあると言われている。ちなみに、金玉に注射針を刺して直接精子を採取する場合に刺す場所はココで精巣ではない。
・精管
精子を運ぶ管で約30~40cmにも及ぶ長い道のりを経て前立腺へとつながりチンコへつながっていく。射精するまで精子を休眠状態で待機させておく場所でもあり、金玉とチンコは直結していない。
・鞘状突起痕
性別が分化する前の胎児の状態では後に精巣か卵巣になる器官が卵巣の位置にあり、性別が男に決定すると下半身に袋ができて、生まれる二ヶ月ぐらい前に金玉の中身になる臓器がお腹の中から下りてきて袋の中に納まり金玉が完成する。その時に玉が通り抜けた穴が塞がった痕跡。
たまに、生まれてもまだ金玉が袋の中に入っていない「停留精巣」という異常があるが、自然に金玉が下りてきて治る場合と外科手術が必要になる場合がある。この穴は一歳までに塞がるので漫画みたいに金玉を体内に引き込んで防御するのは医学的に不可能。
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2024.10.02 20:00心霊日本一詳しい「キ●タマの実体」! 金玉は本当に急所か、無敵の金玉、玉ヒュンの科学…亜留間次郎が徹底解説!のページです。股間、弱点、男性などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで