日本一詳しい「キ●タマの実体」! 金玉は本当に急所か、無敵の金玉、玉ヒュンの科学…亜留間次郎が徹底解説!
■無敵の金玉
これでは男性側が一方的に不利です。では、医学的に金的という弱点をなくすことは出来ないのか? さすがに金玉そのものを切除するのは子作りができなくなるし、ホルモンバランス的にも避けたいです。
稀に、生まれつき金的という弱点を持たない男がいます。
停留精巣が原因で生まれつき金玉に中身が入っていなくても、子供が作れないだけで何の処置もしなくても死なないため、古い時代や医学未発達地域では袋はあるけど中身がない人間が稀にいます。この中身も神経も無い金玉は金的攻撃を受けても全くダメージを受けません。
結論は、手術して痛みを感じないように神経を切断してしまえば良いのです。
金玉三大神経は精索という3層構造の膜で出来た管を通って、腰の中を通り脊髄へとつながっています。神経と一緒に精子が流れる精管や動脈、静脈もこの中を通っており、金玉と体をつなぐ主要路になっています。
一般にパイプカットと呼ばれる不妊手術は、この精索の中にある精管を切断することで精子の流れを止めるわけですが、同じ方法で神経を切ってしまえば、金玉にどんな攻撃を受けても何も感じない無敵の金玉になります。
世の中には何もしていない、特に異常もないのに金玉を蹴られたような痛みが続く「慢性陰嚢痛」という病気が実在します。
この病気の治療法として顕微鏡下精索除神経術という金玉の神経を切断する術式があります。2018年度現在は保険適用になっていないので自由診療となりますが、2時間弱の手術と2泊3日の入院で済むので、それほど高額な手術ではありません。
帝京大学医学部泌尿器科で手術例があるので、日本の病院でも治療を受けることは可能です。初めて行われたのは1978年と40年前で、その後も患者に問題は起きていないので安全です。
精子の製造はホルモンのバランスによって調整されているため、神経が切れても精子の製造には影響しないので性的機能は失われません。これで金玉にどんなダメージを受けても何も感じない、金的という弱点を持たない無敵の男になれます。
ただし、金玉がねじれてしまった場合は治さないと腐って死ぬので、攻撃された後は注意して観察しましょう。
無意味な弱点は医学の力でライフハックして無くしてしまうのが一番です。
参考:「急性陰嚢症診療ガイドライン」「Cases Journal」「Japanese Journal of Tropical Medicine and Hygiene」ほか
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2024.10.02 20:00心霊日本一詳しい「キ●タマの実体」! 金玉は本当に急所か、無敵の金玉、玉ヒュンの科学…亜留間次郎が徹底解説!のページです。股間、弱点、男性などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで