もうすぐ脳が電脳空間に繋がり「思考のインターネット」が実現すると判明! テレパシー、 集団的思考、ロボット血管…
研究者らによると、これらのインターフェースは、人間とコンピュータを結び付けるだけにはとどまらないという。この脳のネットワークは、集団的思考を可能にする「グローバルスーパーブレイン(global superbrain)」と呼ばれるものを形成することに役立つというのだ。ではこのグローバルスーパーブレインとはいったいどういうものなのだろうか。
■“テレパシー”でテトリスを攻略
昨年10月に米ワシントン大学の研究チームが発表した「BrainNet」は実に画期的な技術である。脳波を計測する装置(EEG)と微弱電流で脳内のニューロンを刺激する機器(TMS)を使って、言葉を交わさずに3人で協力し合ってテトリス風のテレビゲームを攻略したのだ。
3人の実験参加者がそれぞれ機器を装着する形で行われた実験では、点滅するLEDライトが2パターン用意された。ゲームを実際にプレイするのはそのうちの1人で、ほかの2人はプレイヤーに脳波で指示を出して“協力プレイ”が行われた。
テトリスのブロックを左に回転させるには早く点滅する信号が送られ、右に回転させるには遅い点滅の信号が送られるという取り決めのもとで、送られてくる脳波の情報を受け取ったプレイヤーの脳の中でこの光の点滅が再現され、その指示にしたがってテトリスをプレイすることができたのである。つまり右左の指示が脳波の情報だけ伝えられたわけだが、実験ではその応答率は81%にも達したという。
技術的にはまだ初歩的なものではあるが、この「BrainNet」のコンセプトは、我々の脳と脳をつなげ、ネットワーク化する近未来を思い描くものである。そしてその先にグローバルスーパーブレインが実現する社会が待っているのだ。
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2024.10.02 20:00心霊もうすぐ脳が電脳空間に繋がり「思考のインターネット」が実現すると判明! テレパシー、 集団的思考、ロボット血管…のページです。インターネット、脳、仲田しんじ、トランスヒューマニズム、クラウドコンピューティング、ナノロボット、グローバルスーパーブレインなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで