ロシアは現在も隠蔽!謎の「放射能雲」が2年前の事故で大量発生…事実発覚! 「放射能漏洩事故」がヤバい!
「我々は放射性物質のルテニウム106を測定しました。測定値は、核燃料再処理施設からの放射能の放出があったことを示しています」とスタインハウザー教授は語る。
研究チームは、この放出から測定された唯一の放射性物質がルテニウム106であるという異常な事態に基づきこの結論に達した。そして核燃料再処理施設とはマヤーク核技術施設である。
検出された放射性物質がルテニウム106であるということは、再処理プロセスが終了する直前に漏洩事故が起きたことを示しているということだ。そして放射性物質の分布パターンを大気モデルと組み合わせることで、研究チームはロシアのマヤーク核技術施設がある南ウラル地方から雲が放出されたと結論づけたのである。
また事故の発生日時は、2017年の発表の時期を9月25日の18時から翌26日の12時までの間であることも計算によって割り出された。2017年9月にロシアで“原発事故”(正確には原発関連事故だが)が起きていたことはどうやら隠し切れない事実のようである。

■ロシア当局はこの“原発事故”を今も否定
この件についてどの国も放射性物質の放出に対する責任を追及していないのだが、この件についてのロシアからの正式の声明はまだ発表されていない。
マヤーク核技術施設は1957年9月に放射能漏洩事故を起こしたことがあり、同国ではあのチェルノブイリ原発事故の次に大きな原発事故とされている。1957年の事故の原因は、プルトニウム生産の副産物として発生した液体廃棄物で満たされたタンクの爆発であった。周囲のかなり広地域にわたって深刻な放射能汚染を引き起したということだ。

スタインハウザー教授は2017年の事故は「きわめて短い時間で終わった“パルスリリース”」であると表現している。極端に例外的な放射能放出ではあったものの、ヨーロッパのどこであれ人間の健康に害を及ぼすことはないレベルだということだ。
今年8月の事故でも責任が問われているロシアの国営原子力企業「ロスアトム」はその当日、同社が運営する工場や施設では、報告できるイベントは発生していないと、この事故を今でも否定している。
2017年に国の査察官と国際的な研究チームがマヤーク核技術施設を訪れて調査をしているのだが、そこではルテニウム106がここから放出されたことを示唆するものもなければ、事故を疑わせる証拠も発見されず、現場スタッフが高レベルの放射能にさらされたという事実を突き止めることもできなかったという。
「独立した国際的な調査により、偶発的な放射能放出のシナリオは確認された事実と矛盾していることがわかりました」(ロスアトム代表)

おそらくは今後もロシア側はこの“原発事故”を否定し続けると思われるが、一般に知らされない放射能漏洩事故があってはならず、国際的な監視体制の維持と増強が求められているのだろう。
参考:「Daily Mail」ほか
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