ついに中国が「人工太陽」完成、2020年に運用開始! クリーンエネルギーの究極系か、遅れを取った日本涙目

 クリーンで“フリー”なエネルギーとしてイメージが良い太陽光発電の普及が着実に進んでいるが、供給の不安定性や蓄電技術の問題などから電力供給の“一軍入り”はまだはるか先のことだと考えられている。ではいっそのこと無尽蔵のエネルギーを届けてくれる“太陽”を自前で用意してしまおうという夢の計画がついに現実味を帯びはじめた。

■2020年、中国が最新鋭核融合炉を稼働

 太陽光発電や風力発電など、枯渇することのない“フリーエネルギー”は確かに存在しているが、今日の人類文明をしっかり支えられるようになる日はまだまだ遠い。

 一方で待ったなしの課題となった温暖化ガス排出問題、広い意味でのエネルギー問題だが、人類の未来に手応えを感じさせる話題も届いている。中国が核融合発電に向けて2020年から核融合炉を実際に稼働させる実験に着手するというのである。核融合は太陽などの恒星でも発生している現象であり、核融合炉を稼働させるということは“人工太陽”を手に入れることと同義になる。中国はいち早く“人工太陽”を手中に収めようとしているのだ。

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「Popular Mechanics」の記事より

 2019年3月の時点で、中国の研究チームは、建設中のHL-2Mトカマク型核融合炉(以下HL-2M)が2019年末までに完成するとの見込みを発表していたのだが、同11月には研究チームの一員であるDuan Xuru氏が建設は順調に進んでおり、プロトタイプが2020年には運用に入ることを米誌「Newsweek」で明かしている。核融合を地球上で起こし、エネルギー源として活用できるようになれば、人類史レベルの画期的な出来事になることは間違いない。核融合炉によってほぼ無限の“フリーエネルギー”が手に入るのである。

 核融合炉の開発は技術的に困難を極める道のりである。核融合によって発生する反応プラズマを封じ込める堅牢な原子炉の開発がきわめて難しいのだ。しかし今回建設された中国のHL-2Mは、最終的にその高いハードルを乗り越えたのである。

「HL-2Mは、高性能核融合プラズマとデバイスのコアから排出される熱と粒子をより効果的に処理するアプローチを両立する貴重なデータを研究者に提供します」と核融合物理学者のジェイムズ・ハリソン氏は「Newsweek」に語っている。

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「Science Alert」の記事より

「この両立は、商業用核融合炉の開発が直面している最大の問題の1つであり、国際核融合研究コミュニティの一部としてのHL-2Mの結果は、これらの原子炉の設計開発に影響を与えます」(ジェイムズ・ハリソン氏)

 この中国の“人工太陽”が2020年、いよいよ地球上で燦々と輝きはじめることになりそうだ。

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