ナチス収容所で殺害された「ユダヤ人の皮」製の写真アルバムが発見される! 悪臭、毛髪… イルゼ・コッホのコレクションか!?
ユダヤ人の皮を使ったナチスの写真アルバムが発見されたという恐ろしいニュースが報じられた。
英紙「Daily Star」(3月6日付)などによると、問題の品はポーランドのアンティークショップで販売されていたという。それを入手した古物コレクターが、アルバムの“悪臭”、タトゥーのような模様、人間の髪の毛のようなものが付着していることに疑問を抱き、アウシュビッツ記念博物館に調査を依頼したところ、ブーヘンヴァルト収容所でホロコーストの犠牲になった人間の皮膚を使っていることが分かったそうだ。同博物館のElzbieta Cajzer氏は次のように語っている。
「両面のカバーはその技術や構成物から見て、同じ製本屋で作られたものでしょう。こうした人間の皮膚を使った製品はブーヘンヴァルト収容所所長の妻イルゼ・コッホと直接関係しています」
ナチスの構成員の中にはユダヤ人の皮製ブックカバーや財布など日用品を作っていた悪趣味な連中もいたことが知られているが、“ブーヘンヴァルトの悪魔”と呼ばれたイルゼ・コッホは特に有名だ。所長の妻であることを良いことにユダヤ人捕虜に対して残虐の限りを尽くしたことで知られている。さらに、性的に放埓だったとも言われており、女囚に犬をけしかけたり、囚人同士で生行為をするよう強要したこともあったそうだ。
そして、気に入った入れ墨をしている囚人を見つけると、部下に命じて殺害し、その皮膚でランプシェードなどを作ったと言われている。今回発見されたアルバムもかつてはイルゼが所有していた可能性は高いだろう。
Cajzer氏によると、このアルバムは第二次大戦中にミュンヘンでリゾートを経営していたある家族が所有していたことがあり、ブーヘンヴァルト収容所から贈呈されたものだと見られている。 アルバムの中身は収容所の風景を撮影した写真に占められていた。
今後、アルバムはナチスによるユダヤ人への人道に対する罪の証拠としてアウシュビッツ記念博物館に所蔵されるとのことだ。
ところで、イルゼ・コッホは1951年に終身刑判決を受け、67年に生き残った囚人に殺されるという妄想に取り憑かれて自ら首を吊った。遺体はアイヒャッハ女性刑務所内の墓地に埋葬されたが、その墓には名前さえ記されていない。
参考;「Daily Star」、「The Times of Israel」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊ナチス収容所で殺害された「ユダヤ人の皮」製の写真アルバムが発見される! 悪臭、毛髪… イルゼ・コッホのコレクションか!?のページです。ナチス、ユダヤ人、強制収容所、ホロコースト、イルゼ・コッホ、人皮などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで