「南米のイエティ」の超巨大化石が発見され、正式に新種と認定! 体長2m越え…UMA「ディディ」の可能性も!

 南米エクアドルで「南米のイエティ」とも称される古生物が、新たに新種だと認められた。それは低温と高地に適応した巨大な体を持ち、鋭い爪を持っていたという。英「Daily Star」(3月13日付)ほか、複数メディアが報じている。

‘South American yeti’ with claws size of car discovered by palaeontologists (Daily Star)

「南米のイエティ」こと「マウンテンミロドン(Oreomylodon wegneri)」は、ミロドンという絶滅した地上性のナマケモノの一種で、1~4万年前、エクアドルやアンデスの標高2500~3100メートルの山地に生息していた。体長はおよそ2メートル、重さは約1トンにまで成長し、前足と後ろ足には巨大な爪を持っていたという。

 この生物の化石は過去100年間に何度も発見されていたのだが、2008年、エクアドルの首都キトで4体分の化石(うち一体は子供)が発見されたことから一気に研究が進んだ。研究によると、この生物が生きていた当時、高山地帯は今よりも6~7℃寒く、彼らは寒冷な牧草地に群れで暮らしていたと考えられている。また、古代の人間の食料になっていた可能性もある。

画像は「Daily Star」より引用

 命名者の一人で、アルゼンチン・ロサリオ大学の古生物学者ルチアーノ・ブランビッラ氏によると、マウンテンミロドンはとてもユニークな種で、高地に適応するために他のミロドンより大きな鼻を持っているという。乾燥した場所でも鼻の中を呼吸によって高湿に保つことができ、また、非常に優れた嗅覚を持っていたという。そのため、なわばりをにおいでマーキングすることができ、生殖の季節に雄と雌が出会うのも容易だったのではないかと推測されている。

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