死に際の人間に“声をかける”のは有効だった! 死ぬ寸前まで聴覚は残っていると研究で判明!
2020.07.14 12:00
実際のところ、ホスピスの医師や看護師は、死にゆく人々が愛する人々の声に救われているという実感を持っているという。いつ死んでもおかしくないような患者が、家族が駆けつけた途端、その到着を待っていたかのように亡くなることも珍しくはないという。
死に瀕した人々の脳が好きな音楽や愛する人の声を「聞いている」のは確かなようだ。しかし、その言葉の意味を「理解」しているかはまた別の問題であるとブランドン氏は指摘する。すでに意識がなくなり、死にゆくばかりの人々が言葉の意味を認識したかどうかを確かめることは、現在の科学ではまだ不可能なのだ。だが、「脳が反応している以上、声をかけ続けることに意味はあるはず」ともブランドン氏は語っている。
論文はオンラインジャーナル「Scientific Reports」(6月25日付)に掲載された。
参考:「Daily Mail」「UBC News」「Scientific Reports」ほか
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