もしも地球に「土星のようなリング」があったら何が起きる!? 文明やテクノロジーは激変… 想像図も公開される!
2020.10.05 14:00
■天文学へのネガティブな影響
環があることでネガティブな影響もある。現在のISS(国際宇宙ステーション)や一般的な人工衛星は環の内側を周回することになるが、静止衛星についてはおそらく環の外側を周囲することになる。
環の存在によって衛星や宇宙船からの電波信号が赤道軌道で散乱し、通信などを制限する可能性がある。さらに環は天体観測の妨げとなり、天文学の進展は遅れるかもしれない。
■かつて地球に環があった?
かつて地球はすでに環を持っていた可能性があるという。 地球は約45億年前に生まれ、そのすぐ後に月が形成されたのだが、火星サイズの惑星が地球に衝突して、散乱した破片が月になったという「ジャイアント・インパクト説」によれば、月が形成されるまでの間、地球の周囲には砕けた岩石の環が存在していたという。
とすればここまでの“環のある地球”の話は地球の歴史においてつかの間の真実であったことになる。そして今後も月に何か異変が起これば環が形成されないとも限らないのだ。はたしてその時まで人類は存続しているだろうか……。
参考:「Live Science」、ほか
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