脳に電極、死ぬまで電気ショック2000回… CIA機密文書で判明した残酷すぎる「リモコン犬」計画全貌!
かつて極秘で行われていたCIAの犬の遠隔操作実験の新たな極秘資料が明らかになっている。脳に電極を埋め込まれた「リモコン犬」は2000回の電気ショックの末に死亡していたのだ。
■冷戦下に行われていた極秘の「リモコン犬」プロジェクト
かつてCIAで極秘裏に実施されていた洗脳実験「MKウルトラ」だが、その中には動物実験もあった。
アメリカの情報公開法(FOIA)に基づいて2018年に開示された機密資料に犬の遠隔操作に関する資料が存在していたというニュースはトカナでもいち早くお伝えしたが、この件に関して最近また新たな資料が公開されている。
一度おさらいしてみよう。CIAの悪名高い極秘の洗脳実験「MKウルトラ」の一部を構成していた動物実験の中に、犬の脳に電極を埋め込んでその行動を遠隔操作する実験が行われていたことが公開された1960年代中期の極秘文書から明らかになった。
このプロジェクトに携わった科学者たちは、犬の脳の報酬系を司る部分を電極で刺激することで、犬の行動をコントロールする研究と実験を行っていたのだ。犬の脳に埋め込まれた電極は歯科用セメントで固められ、リモートコントロールが可能な電流発生装置とバッテリーが犬の身体に装着された。まさに「リモコン犬」だ。
実験用のフィールドに放たれた犬は電極の刺激におおむね従い、遠隔からの指示通りに歩いたり止まったり、方向転換することができたことが記録に残されている。しかしレポートによれば行動を遠隔操作できる距離は90~180メートルに過ぎず、そのほかにもいくつかの問題や課題があったため、この技術が実際に軍事的任務で活用されたことはなかったとみられている。
そして今回新た機密解除された文書には、最大90ボルトの衝撃に耐えたプログラムに使われた3匹の犬の記録が記載されており、そのうちの1匹は痙攣して死亡するまで2000回もの電気ショックを脳に受けていた事実が明るみになったのである。
「The Black Vault」による請求によって今回公開された文書は基本的に2018年に公開されたものと同じなのだが、アメリカ国防技術情報センター(DTIC)で保管されていたバージョンで、解像度が高く写真もより鮮明に映っており、内容も未編集の文書である。そのためより実験の詳細に迫ることのできる内容になっているのだ。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊脳に電極、死ぬまで電気ショック2000回… CIA機密文書で判明した残酷すぎる「リモコン犬」計画全貌!のページです。犬、洗脳、CIA、仲田しんじ、MKウルトラ、機密文書、動物実験、遠隔操作、極秘プロジェクトなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで