【身体拡張】ついに「第3の目」の開発成功! 人類がフォノサピエンス=スマホ人にガチ進化… あまりにも便利機能が満載!
スピリチュアル的には“サードアイ”の開眼は“覚醒”を意味するが、一方では最新のテクノロジーによる“第3の目”が登場していて話題だ。この“第3の目”はスマホ時代には欠かせないガジェットになるという。
■歩きスマホの危険を防止する“第3の目”
“歩きスマホ”や“ながらスマホ”による事故が後を絶たない。額に前方や周囲を見る別の目があればどんなに便利で安全かとも思うが、なんとこのたび、サイエンスの世界から“第3の目”が届けられている。
インペリアル・カレッジ・ロンドン(ICL)の工業デザイン科の学生、ミンウク・ペンさんは卒業作品で、人の額に貼り付けて、“歩きスマホ”の際に前方の障害物の存在を知らせてくれる“第3の目”を開発した。その名も「ThirdEye(サードアイ)」だ。
スマホが現代の生活に欠かせないものになっていることは否定できない。毎日何時間もスマホを覗き込み、日本では完全にマナー違反扱いの“歩きスマホ”や、運転中の信号待ちでスマホをチェックすることも、当然の行為としてすっかり定着してしまっている。
“歩きスマホ”で噴水に足を踏み入れてびしょ濡れになったり、穴に落ちてしまう人々のコミカルな動画を見たことがあるかもしれない。あるいは笑い話では済まされない同様の危険な経験したことがあるかもししれない。
しかしこのミンウク・ペンさんの「ThirdEye」のおかげで、歩きながら安全にインスタグラムにテキストメッセージを送信したり閲覧したりできるようになるのである。
この“第3の目”は薄いジェルパッドで利用者の額に直接装着された半透明のプラスチックケースで構成されている。このプラスチック製の“目”の中には、超小型スピーカー、ジャイロスコープセンサー、超音波センサーがある。
ジャイロスコープは、ユーザーの頭が下に傾いていることを検出すると、プラスチックのまぶたを開き、超音波センサーがユーザーの前方の領域を監視しはじめる。障害物を感知すると、接続されたスピーカーを介して装着者に警告するのだ。
「瞳孔のように見える黒いコンポーネントは、距離を感知するための超音波センサーです」とペンさんは説明する。
「障害物がユーザーの前にある場合、超音波センサーはこれを検出し、接続されたブザーを介してユーザーに通知します」(ミンウク・ペンさん)
■今後数世代で進化した“スマホ人”が登場する
ペンさんはウェブマガジン「Dezeen」の取材に、彼の“第3の目”は、将来の世代の「フォノサピエンス(スマホ人)」がどのような存在になるのかを想像しようとするプロジェクト製品シリーズ第1弾であると語っている。
スマホはせいぜいこの十数年に普及したものであるにもかかわらず、実際に我々の姿勢と身体を変えている。とすれば今後数世代でどれほど人体が変化するのか、想像してみることが求められているという。
「スマホを悪い姿勢で使用することで、首の椎骨が前傾して“タートルネック症候群”になり、スマホを持っている手の小指が途中で曲がっています。数世代が経過すると、スマホの使用によるこれらの小さな変化が蓄積され、まったく異なる新しい形の人類が生まれます」(ミンウク・ペンさん)
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