キリスト教「右頬を殴られたら左頬を差し出せ」に込められた真の意味とは!? ハーバード大の講義でわかった衝撃の解釈
■イエスの真意をねじ曲げた支配者たち
魔女である筆者には、死者や守護霊・守護神とも会話するチャネリング能力があるが、イエスや聖母マリアとつながった経験も持つ。彼らによると、「現在のキリスト教は、政治・経済的支配者によって、都合良くねじ曲げられた。聖書の何箇所も書き換えられてしまった」とのことだ。
確かに、長らく邪教とされてきたキリスト教がローマ帝国で国教化したのは、コンスタンティヌス帝の「ミラノ勅令」(313年)によるものだが、ここには帝国を一つにまとめる政治的意図があった。ローマ帝国領内では、もともと多くのローマ人が信仰していた「ミトラ教」、ゲルマン民族やケルト民族の土着信仰など、多神教が主流であったが、その考えだと「ローマ皇帝は神の一人」にすぎない。しかし、一神教であるキリスト教をうまく利用し、「ローマ皇帝の地位は唯一神であるヤハウェから授かった神聖なもの」という解釈を作り上げれば、自らの地位を確固たるものにすることができる。加えて、キリスト教は清貧な禁欲生活を勧める。ローマ市民が「たとえ生活が困窮しても、我慢して来世で神の国に行く」と考えるようになることは、支配・統治に実に好都合だったのだ。
イエスは、決して搾取する側とされる側がいる社会や奴隷制度を認めていたわけではない。彼は「神のもとでは人類は平等に創られた」と説いている。支配者であるローマ皇帝、そしてその権力とつながるバチカンは、このイエスの教えを軽視して、本来は平等を勝ち取るための戦術を説いたはずの「右の頬を殴られたら左の頬を差し出せ」という言葉さえもねじ曲げてしまったのではないか。そしてこの言葉は、ねじ曲げられたまま現在に至る、ということなのだろう。
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2024.10.02 20:00心霊キリスト教「右頬を殴られたら左頬を差し出せ」に込められた真の意味とは!? ハーバード大の講義でわかった衝撃の解釈のページです。キリスト教、聖書、ハーバード、ローマ帝国、頬、ガンジーなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで