原因不明のノックが3回したら、家族の誰かが死ぬ前兆! もしドアを開けたら… 最恐の伝承

 兆・占・禁・呪――それは人類が宇宙物理学や量子力学に明るくなった現代でも失われることのない普遍の感性である。未来を占い、何かしらの兆しを探り、畏れゆえに禁じ、恐れゆえに呪う。これらは太古の昔より続く、人々の生活に潜むオカルトなのだ。つまり「兆・占・禁・呪」は現実と異界の狭間で、人類が超常にして人ならざるものを制御するための智慧とも言える。

 しかし、ときに境界線を超えて、アチラ側から何かが侵入してくることがある。そのとき、兆しと占いは現実となり、禁止と呪いが本物であったと知ることになる。

 最近、扉をノックをされたことはないだろうか。そんなとき、迂闊にドアを開いてはならないかもしれない。なぜなら、以下のような事例があるからだ。注意喚起のため関連記事を紹介する。

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 人が死ぬ時には様々な前兆があるというが、その一つに「死のノック」と呼ばれるものがある。西洋では古くから伝えられている伝承の一つで、家の中で原因不明のノック音が聞こえたあと、家族の誰かが死ぬ……というものだ。オカルトメディア「Mysterious Universe」(6月11日付)がこの怪現象について取り上げている。

Deadly Omens and the Mysterious Knocks of Death (Mysterious Universe)

 ある夜突然、玄関のドアを激しくノックする音が響いた。来客かと出てみると、なぜか外には誰もいない。そんなことが何度か続いた翌朝、その家に家族が突然死したと連絡が入る……。これが死のノックの典型的なエピソードだ。以下は、とあるネットの掲示板に書き込まれたという実際の体験談である。


■雪の降る夜、しつこくドアを叩く音が……

 それは雪の降る、とても寒い夕方のことだった。突然、家のドアを激しく叩く音が聞こえ、家族は顔を見合わせた。そのドアは冬場は雪のために閉鎖しているのに、外にいる何者かは何度もなんどもドアをノックし続けたのである。

 見兼ねた母親がそのドアに向かい、「玄関に回ってください」と声をかけ、わかりやすいように玄関の光をつけた。しかしそれでも返答はなく、仕方なく母親が窓から外を覗くと、外には誰もいないばかりか、雪の上に足跡すら残っていなかった。

 この時、母親は何かを悟ったらしく、「誰かが死ぬのかもしれない」と家族に告げた。父親は風か何かだろうと懐疑的であったが、その翌朝、おじが急死したという電話がかかってきたのである。

■ポルターガイストの起こる家で、ルームメイトが死亡

 とある日の深夜。ホラー映画を見ていて夜更かしした姉妹がようやく床についた頃、家の中で突如、大きなノック音が3回響いた。

「今の聞こえた?」と姉が聞くと、隣で寝ていた妹も確かに聞いたという。家の中はシーンと静まり返っていて、明かりもなく真っ暗だった。だが耳をすますと、上の部屋でドライヤーを使っているような音がわずかに聞こえてきた。やがて音は止んだが、その10分後、再び3回のノック音が響きわたり、またしてもかすかなドライヤーの音が聞こえてきた。

 その家の二階にはジャック夫妻が暮らしていたが、この日、夫妻はキャンプか何かに出かけていて留守だったという。この家ではスイッチを触っていないのに明かりが消えたり、誰もいないのに棚から物が落ちたりということが頻発しており、姉妹は怪現象に少々うんざりしていた。

 それから2日後、二階の部屋でジャックが亡くなっているのが見つかった。死因は酒だったという。しかし彼は、深酔いした友人が凍死するという痛ましい事故以来、一切酒を飲んでいないとたびたび周囲に語るような人物だった。

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