【実録】「幽霊の観客」が愛知県の劇場に出没!? 「あぁ、あそこは出る」最前列の席で…
C氏:私には霊感はないです。ただ父は霊感強かったんだと思います。いまは父が新興宗教にのめり込んでしまって絶縁してしまったのですが。父は、よく見えていたようで「あそこに何かいる」って教えてくれていました。母と妹にも霊感はないようです。
たとえば、父が寝言で突然言うんです。「最近墓参りに来ないな、今度顔を見せろよ」と。天然な性格の母は驚きもせず、「え、どこのお墓?」と聞き返して。すると「花が枯れているから替えてほしい」と父が寝言で続けた。
翌朝、もちろん父はそんな寝言を覚えてない。しかし、母は、言われた通りにお墓に行ってみると、本当に花が腐って異臭を放っていたんです。その後、母にも身体が重いなどの異変があった。「誰なのかしら、曽祖父? 曾々祖父?」と考えた母は本当に不安だったのでしょう。その頃、母方の親戚伝いで、ある新興宗教にハマるようになっていました。
そして、ある日、車に突っ込まれにもかかわらず、母は奇跡的に無事で怪我をしなかった。そして、その新興宗教の親戚から「良かったね、これは御加護があったのよ」と吹き込まれたようで、それで本当に信じてしまった。
――なんと……。
C氏:本当に大変でした。結果的に私と妹から、両親に対して絶縁を言い渡すことになるのですが、洗脳された人間は本当にヤバいんだなと。両親は妹の結婚相手がその新興宗教の信者でないことを理由に猛反対していたんですが、当然、そんなこと認めようがないので、家を出て結婚したんです。当然、私も妹を応援しました。絶縁ついでに形式的に入会していたその新興宗教から脱会しようと連絡しても脱会できないので、腹が立って会員カードをハサミで切り刻んで送ってやったんですよね。
そしたら、母親が妹のところに突撃してきたんです、深夜1時に。そして、ドア越しに「帰れ云々」と一悶着した後、なんと母は3時間ひたすら呼鈴を押し続けたんですよ。そして、何を問うても教祖が言った言葉を引用して返事するんです。
――凄まじい話ですね…。
C氏:そういえば、その新興宗教の入会儀式もヤバかったです(笑)。
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2024.10.02 20:00心霊【実録】「幽霊の観客」が愛知県の劇場に出没!? 「あぁ、あそこは出る」最前列の席で…のページです。幽霊、カルト宗教、舞台、愛知県芸術文化センターなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで