「地球侵略を企むエイリアン文明が4つ存在」天文学者が暴露! ホーキング博士の警告が現実に?
近い将来にエイリアンが地球に攻め入ってくることはあるのだろうか。最新の思考実験によれば、ひとまずその心配はしなくてよいという。天の川銀河には地球侵略を企てる地球外文明は4つほどしかなく、それらはいずれも地球に到達できる技術力には達していないからだ。
■地球侵略を企てる「悪意のある」地球外文明は4つ
この広い宇宙に、我々のような文明社会が他にも存在すると考えるのはきわめて自然な発想だろう。地球外知的生命体探査(SETI)計画に参加しているイタリアの天文学者のクラウディオ・マッコーネ氏の試算によれば、天の川銀河には1万5785の地球外文明が存在するということだ。
現状の我々がそうであるように、それらの地球外文明の多くもまた恒星系外を自由に旅することができないため、互いにコンタクトを取ることがきわめて困難であると考えられる。
直接出会うことが難しいのであれば、せめて通信手段による交流ができないものかとも思うわけだが、これについては故スティーブン・ホーキング博士が警鐘を鳴らしていた。地球外文明に対してこちら側からアプローチするのはあまりにも危険であるというのだ。
「エイリアンが私たちを訪ねてきたら、クリストファー・コロンブスが最初にアメリカに上陸したときと同じような結果になると思います。つまり、ネイティブアメリカンにとって望ましい結果にはなりません」(スティーブン・ホーキング博士)
エイリアンに我々がいる場所を知らせてしまうことは、彼らに地球を侵略するように促しているのも同然であるとホーキング博士は警告したのである。
もはや欠席裁判にはなってしまうが、このホーキング博士の警告の是非に科学的に取り組んだ研究者はこれまでほとんどいなかった。いったいこの宇宙にいくつの「悪意のある」エイリアン文明があるのか? そして、我々が送ったメッセージが、邪悪な存在に届いてしまう可能性はどのくらいあるのだろうか?
この問題に取り組んだスペイン・ビーゴ大学のアルベルト・カバレロ氏が先日、プレプリントサーバーの「arXiv」にユニークな研究論文を発表して注目を集めている。天の川銀河には、およそ4つの「悪意のある」地球外文明が存在するというのだ。
カバレロ氏は、過去50年間に地球上で起きた軍事的“侵攻”のモデルを、1万5785の文明が存在する天の川銀河に当てはめて試算した。
試算の結果、天の川銀河に存在する敵対的なエイリアン文明は4つほど(4.42)であり、彼らが地球に侵攻する可能性はきわめて低いと結論づけられた。地球上の文明を滅亡させるほどの壊滅的な小惑星の衝突は1億年に1回の出来事であると確率論的に導き出されているが、地球がエイリアンに侵略される可能性はそれと同等であり、今後の人類文明の発達により、それよりもさらに2桁低くなるということだ。
他の惑星を侵略するには、いわゆる「カルダシェフ・スケール」で定義されている完全な再エネを実現し、恒星間航行技術を獲得した「タイプ1」以上の文明であることが求められるのだが、悪意のある4つの地球外文明はいずれもタイプ1には到達していない公算が大きいという。
タイプ1の技術水準に達しており、他の惑星を侵略しようという悪意を持ち得る文明の数は0.22であり、存在しない可能性が高いばかりか、タイプ1に達した文明にはそもそもほかの文明を侵略しようという興味も動機もないのでないかとカバレロ氏は示唆している。
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2024.10.02 20:00心霊「地球侵略を企むエイリアン文明が4つ存在」天文学者が暴露! ホーキング博士の警告が現実に?のページです。エイリアン、SETI、地球外文明、侵略、天の川銀河などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで