宇宙人も「戦争反対」か? ロシアに見たこともないミステリーサークル出現
ロシアにて8月、バイカル湖の近くにミステリーサークルが出現し、テレビで報道されて注目が集まった。
このミステリーサークルは8月末頃にロシアのイルクーツク地方で発見されたといわれており、一本の長い線がぐるぐると螺旋を描いた形をしている。その線上に長い楕円や丸が点在するという、大きな円で構成される一般的なミステリーサークルとは一線を画す形状だ。そのためか、ロシアでも珍しくテレビクルーが現地に赴いて調査を行ったようだ。
番組ではミステリーサークルという現象について「本物」は全体の5%に過ぎないとし、「その発生は通常、宇宙での爆発と関連している」という奇妙な説明をしていたそう(※所謂プラズマ説か?)。さらに番組では専門家らしき人物に話を聞いており「我々はこれ(ミステリーサークル)を何者かのイタズラと疑っている」としながらも、決めつける前に「小麦の倒れ方」を調べる必要があると指摘した。
その後、専門家はEMF検出器を持ってサークルの周囲や内部を歩き、「円の中心の電磁場が一番外側よりも7倍高い」ことを指摘。最終的にはミステリーサークルが人工物であると結論付けたが、彼はこれを作った人々を「信じられないほど美しい図形」を作る責任を負う「プロ」のような人々だろうと評してその努力を称えている。
また、この地域でミステリーサークルが発見されたのは初めてであることにも言及。おそらく制作者はサークルを練習する場所がなく、ぶっつけ本番で作成したのだろうが、「このサークルのデザインは最初の試みとしては悪くない」と考察していた。
その後、番組では最初にこのミステリーサークルを発見した人物にインタビューも行った。目撃者らも「何者かによるイタズラ」である可能性が高いという説に同意のようだったが、「畑に妖精ノームのような小人が出たのを見た人がいる」という新たな証言が登場して事態はややこしい方向へ。ちなみに、ミステリーサークルの出現したバイカル湖は世界で最も深い湖で、ソ連軍が訓練中に遭遇した謎の人型生物が泳いでいるという噂が現地でささやかれているとか。
また、テレビ番組では言及されていなかったが、ネットではこの楕円と円の構成がまるでモールス信号のようだという意見もある。中心と外周のどちらが起点かは不明だが、もしかすると「No More War」を意味するスラングやメッセージをモールス信号で書いているのではないか、というのだ。
果たして、このミステリーサークルを作ったのは何者なのか、何を人々に伝えたかったのか。真相が明らかになる日はくるのだろうか?
参考:「Coast to Coast AM」、ほか
【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】
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