オフィス製品メーカーが公表したデスクワークを20年続けた体の変化!真っ赤な目、静脈瘤だらけの足、湾曲した背中
※ こちらの記事は2019年10月30日の記事を再掲しています。
仕事で一日中座りっぱなし……という人には特に恐ろしく感じられるかもしれない。赤く充血した瞳、前方に突き出した頭、首から背中にかけて大きく盛り上がり、全体的に太り気味の体に、お腹は突き出て、足は太くむくんで静脈瘤だらけ……ちょっと不気味な等身大の女性型人形「エマ」は、貧弱なデスクワーク環境を変えずに仕事を続けたら20年後にどうなっているかを端的に示したものである。製作に関わった研究者は多くの労働者が様々な不調に苦しんでおり、「職場環境の改善に取り組むべきだ」と訴えている。
・Life-sized doll shows office workers could have permanently hunched backs in 20 years (Independent)
※ こちらの記事は2019年10月30日の記事を再掲しています。
20年後のオフィスワーカー人形「エマ」を製作したのは、米国のオフィス製品メーカー・フェローズである。フェローズは今年6月、労働者の職場環境と健康問題について論じた「The Work Colleague of the Future」というレポートを公表しており、オフィス環境が健康状態に与える長期的な影響をわかりやすく示すため、リアルな等身大人形・エマを作り上げたのである。
エマは悪い姿勢でデスクに座り、コンピュータを使う仕事を20年続けたオフィスワーカーの姿をモデル化したものである。目はコンピュータを見続けたために慢性的に赤く充血し、ドライアイになってしまっている。さらに、長時間良くない姿勢を続けたため、その首や背中は前傾し、首と背中の筋肉が大きく盛り上がってしまっている上、運動不足で全体的に太り気味になっており、お腹がすっかり出てしまっている。足も血の巡りが悪く、むくんで太くなり、しかも静脈瘤だらけだ。
その姿は今年6月に発表された「2100年の未来人」の姿にもどこか似ている(詳しくはこちら)。コンピュータやスマートフォンの長時間使用による極度の猫背、そして俯いた姿勢を保持するため太くなった首の筋肉と、エマにもその特徴がはっきりと出ている。実際、現代人はスマートフォンの使いすぎで頭蓋骨が変形しつつあり、猫背や背骨の異常な変形を抱える子供も増えているという。
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2024.10.02 20:00心霊オフィス製品メーカーが公表したデスクワークを20年続けた体の変化!真っ赤な目、静脈瘤だらけの足、湾曲した背中のページです。健康、人形、労働者、オフィスワーカー、労働環境などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで