ソ連軍がUFOの撃墜に成功するも、謎の光で兵士たちが“石化”… 機密指定解除の文書で明らかに

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画像は「Getty Images」より

 ソ連軍の部隊がUFO(※1)の撃墜に成功するも、中から現れた生物の反撃に遭い、20名以上の兵士が瞬時に“石化”された……。機密指定が解除されたCIAの文書に、興味深い記述があると話題になっている。

 もともとの情報源は、1980年代後半にKGBエージェントが残したとされる報告書である。これがウクライナのメディアに流出し、1993年に米国で機密文書に指定されたという。

 報告書によると、通常演習を行っていた軍事部隊の頭上に、円盤の形をした超低空飛行のUFOが出現。何者かが不意に地対空ミサイルを発射したところ命中してしまい、UFOはそう遠くない場所に墜落した。すると中から、大きな頭と大きな黒い瞳を持つ、背の低い人型生物が5体現れたという。

 真偽はともかく、ここまではSF作品にもありがちのパターンだ。だが、ここから様子がおかしくなる。事件から生還した兵士2名の証言によると、5体の生物はそれから身を寄せ合って“合体”し、ひとつの球体になったというのだ。

 球体は「シューッ!」と鋭い音を立てながら、真っ白に発光し始める……。そして数秒のうちに一気に大きさを増すと、まばゆい光を放ちながら爆発した。次の瞬間、すべてを目撃していた23名の兵士たちは、物言わぬ石柱と化したのであった。

 生還した2名の兵士たちは、立っていた場所に遮蔽物があったことで爆発から身を守ることができたという。報告書によると、UFOの残骸と石化した兵士たちの遺体は、その後モスクワ近郊の“秘密科学研究機関”に運び込まれたという。5体の生物の行方は不明のままだ。

 謎の生物が宇宙人かどうかはともかく、すぐに姿を消したことから「地球人と接触すること」は基本的に禁じられていると考えられる。兵士たちを石化したのも、証拠を消すためなら手段を選ばないという強い意志の現れだろう。

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画像は「Daily Star」より

 では、彼らは自爆したのかというと、それは定かではない。「地球人に姿を見られたものは自害しなければならない」という鉄の掟があるのかもしれないが、何らかのテレポート能力という可能性もある。仮に地球人との接触が禁じられていたとすれば「ついつい近づきすぎちゃった上に撃墜される」なんて大失態である。もしかしたら、厳しくしょっぴかれたかもしれない。

 ロシアでは、今年1月にも南西部のロストフで「UFOを撃墜した」との発表があった。UFOの形状はやはり「球状」だったという。また、ウラジーミル・プーチン大統領が去年12月に「核戦争の脅威が迫っている」と演説した際にも、上空にUFOが目撃されたという。

 宇宙人がロシアを注意深く監視しているのだろうか? それとも、件の残骸から研究が進み、UFOの実用化を成功させているのだろうか? プーチンがいよいよ追い詰められたとき、 光り輝く球体に姿を変えたら注意が必要だ。

(※1) UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。

参考:「Daily Star」ほか

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文=ゼロ次郎

2015年からライターとして活動。 得意ジャンルは国内外のB級ニュースや珍事件。「TOCANA」 「実話ナックルズ」「日刊SPA!」を中心に執筆しているほか、 南阿佐ヶ谷のライブハウス「Talking Box」で、出版関係のトークイベントを毎月開催中。
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