【大人のおもちゃの未来】射精トレーナー、遠距離恋愛のための新しい“リモートセックス”アプリ、音波を使用した初のバイブレーターがヤバい

2024.01.27 12:00 文＝仲田しんじ

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　昨年までのコロナ禍で“リモートワーク”や“テレワーク”という言葉が一気に普及したが、今後はさらに“リモートセックス”が広まりそうだ。世界最大の電子機器見本市では遠距離恋愛のセックスレス問題をテクノロジーで解決する“大人のおもちゃ”が続々と登場している。

■CESで展示された最新“リモートセックス”機器

　毎年1月、米ネバダ州ラスベガスで開催されている電子機器の見本市「CES」が今年も開催された。

　ここ数年はセックステクノロジーが大きな注目を集めていたが、今年のショー会場ではテック系アダルトグッズを展示した企業は数社に留まった。しかしそれらのガジェットにはいくつかのユニークな機能が盛り込まれていたのだ。そのテーマの1つは“リモートセックス”である。

■遠距離恋愛をサポートする“リモートセックス”機器

　スペインのセックステクノロジー企業「Svakom」のブースでは、タブレット画面に映し出される女性が縄跳びをしたり、振り向いてお尻を振ったりする映像に合わせて内部の構造が上下に動く円筒形の装置が展示されていた。

　このBluetooth接続の電動オナホールは、アダルトコンテンツの視聴体験を次のレベルに引き上げ、デバイスの動きを画面上で見ているものとシンクロさせることを目的としている。つまりポルノ映像の動きに合わせてオナホールの内部が動くのである。

　同社はポルノメーカーと提携して、デバイスと同期するようにビデオをカスタムコーディングしており、1カ月の無料試用後に有料となるサブスクリプションサービスをアプリで提供している。ちなみに本体価格は99ドル（約1万5000円）である。

　内部構造は熱可塑性エラストマーで作られており、およそ60～80回の使用に耐え、交換費用は19ドルから24ドル（約2800円～3600円）である。

　そしてこのデバイスの大きな魅力となる機能は、ユーザーがお互いのデバイスを制御して、献身的なパートナーまたはインターネット上で出会った人物、または“同好の士”と“遠隔プレイ”ができることである。女性向けにはアプリ経由で使用できるバイブレーターもあるのだ。

　複数のプライバシー対策が組み込まれており、望まない場合は一切身元を知られることなく遠隔プレイを楽しめるということだ。

■リズムで快感を味わう“音楽オナニー”機器

　ノルウェーのセックステクノロジー企業「Handy」は、今年のCESで「Oh！」と呼ばれる新しいバイブレーターを発表した。「Oh！」は音波を使って振動を生み出す、Bluetooth接続のワイヤレスバイブレーターである。

　ビデオや音楽と組み合わせて、見たり聞いたりしているものに合わせて振動を同期させることができ、社名と同じ「Handy（ハンディ）」と呼ばれるペニスストロークデバイスと組み合わせることも可能である。またユーザーはアプリを通じて波の周波数と振幅を制御することができる。楽曲のリズムに合わせて性的快感を味わう“音楽オナニー”デバイスということになる。