「この手で刺したい…」占い師・細木和子にまつわる深い因縁とは?
六星占術の創始者として、占術家、タレントとして活動していた細木和子。出演したテレビ番組においては、「地獄に落ちるわよ」 といったフレーズなどで人気を博し、また「 世界一占い本を売った人物」 としてギネスブックにも掲載されたこともある。人脈は幅広く、政治家などに大きな影響力をもたらしていたという易学者安岡正篤 (やすおかまさひろ)の”最後の愛人”とも呼ばれた。
テレビへ露出していた細木は、歯に衣着せぬスタイルであったことも起因してか批判されることも 少なくなかった。特に知られたものとしては、お笑いコンビ「アニマル梯団」のおさるに対し、「改名すれば冠番組が持てる」 と占い、結果「モンキッキー」 に改名をしたものの現在に至るまで冠番組は持っていない状態とな っている。また、レイザーラモンHGを占うはずの場面では、腰ふりを強調する彼の挙動を視界に入れることを拒み、ガチギレしたということで現在も伝説の回として語られる。
その一方で、 親しかった芸能人に対しては豪快であったというエピソードもあり、くりぃむしちゅー有田哲平やネプチューンの堀内健は、細木和子から何度かブランド品をもらっていたほどに可愛がられ、またカンニング竹山は、自身が占い嫌いであるにも関わらず動画コンテンツ「 細木数子TV」のMCも務め、彼女から無理やりポケットにお小遣いを入れられるほどに親しかったという。
テレビでの印象とはまるで異なったエピソードが語られることもある。明石家さんまの証言では、ある日いきなり細木和子が自宅を訪れてきたことがあり、何を告げられるのか戦々恐々としながら対応すると、当時明石家さんまが居住していた自宅の上の階にあった日本舞踊教室と間違えたことが判明し、「間違えちゃった」とだけ言い残し去って行ったという。また、生前に病気であることのデマが流された際には、姪で養子となった細木かおりに対して「私に隠してたの?」 と言い、本人が慌てていた様子だったという。こうした、テレビからの印象とは異なった姿がある彼女であるが、因縁めいたものも見受けられる。
2011年に亡くなった演歌歌手島倉千代子は、かつて知人に実印を貸してしまい、3億円という借金の保証人にされたあげく借金を押し付けられてしまった。闇金であったことで膨れ上がる借金に対し、相談を受けたある政治ブローカーのつてにより細木和子が送り込まれたのだ。彼女は島倉の借金を肩代わりしたが、実情は借金相手が細木和子に替わっただけであり、島倉は彼女の言いなりとなって馬車馬のように働かざるを得なくな ったのである。
結果として、興行権をコロンビアニュージックに渡す条件に2億円も取っていき、その搾取した額は合計して10数億であったとも言われている。当初は、「細木のママ」と呼ぶほど心を許していた島倉も、「法律が許してくれるならこの手で刺したい」と言ったほどであったという。そして、実にまさしく因縁とも言うべきか、島倉の亡くなった11月8日は細木の命日ともなった。「 人生いろいろ」を代表曲に持った島倉は、細木の占術によるメディアでの活躍をどのように見ていたのだろうか。
因みに、細木和子が亡くなった日の翌日、僧侶であった瀬戸内寂聴が亡くなっている。両者は共に作家としても活動し、「生き方を問う」 存在として人気を得た著名人だったこともあり、 一つの時代が終わったとしてその死を惜しむ人々も多かった。お互い話題に事欠かない存在であったことも何かの縁だったのだろうか。細木和子は、生涯を終えるその日まで話題を絶やすことが無い存在であった。
【参考記事・文献】
細木数子さん83歳死去 くりぃむ有田にブランド品を気前よく!豪快エピソード
三四郎、レイザーラモンHGが明かした“細木数子事件” の真相に「勘違いしちゃったんだ(笑)」
カンニング竹山、恩師・細木数子さん死去に直筆で追悼 「人生哲学は大切な宝物。先生が大好きでした」
さんま 細木数子さんとの仰天エピソード明かす「『あなた死ぬわよ』 って言われると…」
島倉千代子「細木数子に搾取された“16億円返済”の地獄半生」
【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】
【文 ZENMAI】
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2024.10.02 20:00心霊「この手で刺したい…」占い師・細木和子にまつわる深い因縁とは?のページです。細木数子、占い師などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで