小学生14人がUFOと超接近遭遇、窓から銀色エイリアンが顔出し!軍と警察も動員、全英戦慄の未解決「ブロードヘイブン事件」とは

 40年以上前の1977年2月、イギリス・ウェールズの小学校で複数の児童がUFOを目撃する事件が起きた。小学校の名前を取って「ブロードヘイブン事件」と呼ばれるこの一件、イギリスでも特に有名なUFO遭遇事例として知られている。子どもたちは一体何を目撃したのか――!?

■遊び場に姿を見せたUFO

 1977年4月2日のこと。英ウェールズ南西部ペンブルックシャー州にある海辺の田舎町ブロードヘイブンの小学校で事件は起きた。昼休み、学校近くの野原で遊んでいた児童がUFOに遭遇したのだ。昼休みが終わるため一旦学校に戻った児童たちだが、2時間後となる午後3時半頃、再びUFOを目撃した野原へと向かっている。

 当時10歳だったデヴィッド・デイヴィスさんも、友人に話を聞いてUFOを見に行った児童の1人だ。デイヴィスさんは、2017年のBBCウェールズのインタビューに対し、目撃したのは銀色をしたタバコ型の物体で、全体の3分の1くらいがドームに覆われていたと話す。

「私がそれを見たのは、ほんの数秒です。それはポンと現れて、すぐに木々の背後へと消えてしまったのです」(デイヴィスさん)

小学生14人がUFOと超接近遭遇、窓から銀色エイリアンが顔を出し…!! 軍と警察も動員、全英戦慄の未解決「ブロードヘイブン事件」とは!?の画像2デイヴィスさんによる当時のスケッチ。画像は「BBC」より引用

 デイヴィスさんを含め、最終的に14人の児童がUFOを目撃した。当初、子どもたちの訴えを小学校の校長はまともに取り合わなかったが、教師の1人は木々の上に浮かぶ奇妙な物体を目撃し、響くような音を聞いたと証言している。

小学生14人がUFOと超接近遭遇、窓から銀色エイリアンが顔を出し…!! 軍と警察も動員、全英戦慄の未解決「ブロードヘイブン事件」とは!?の画像3子どもたちのスケッチ。画像は「BBC」より引用

■UFOの窓から見えたエイリアン

 子どもたちの目撃証言は概ね一致しており、40フィート(訳12.2メートル)ほどの灰色がかった銀色をした物体で、脈動する赤い光が表面に走っていたという。

 UFOには窓がいくつかあり、児童のうち6人は中にいるエイリアンらしき姿も目撃している。そのエイリアンは人間に似た姿をしており、銀色の奇妙なスーツを着ていたという。さらに耳が長かったという証言もあった。

 夕方、話を聞きつけた地元のUFO研究者が現場を訪れたが、UFOの姿はすでになく、折からの雨で痕跡もすべて洗い流されていた。しかし、現場にあった電柱の1本が斜めに傾いており、それはちょうど子どもたちがUFOを目撃した場所だったという。

 当時、ブロードヘイブンを含むウェールズ周辺では「ダベッド・トライアングル(Dyfed Triangle)」と呼ばれるほどUFOの目撃が多発していた。英国政府は密かにこの事態を憂慮していたようで、警察と国防省が調査を行っていたことも明らかになっている。

 1970年代は世界的なUFOブームが起こっており、日本でも甲府事件や介良事件など、子どもによるUFO遭遇事件が報告されている。特に小学生がUFOとエイリアンを目撃した1975年の甲府事件は、目撃者も多く信憑性も高い事例として知られ(詳しくはこちらの記事)、ブロードヘイブン事件とも似ている。あの頃、世界では一体何が起きていたのだろうか? ブロードヘイブン事件は信ぴょう性の高いUFO事件として、今後も語り続けられるだろう。

参考:「BBC News」、「Daily Mail」、「UFO Insight」、ほか

 

※当記事は2018年の記事を再編集して掲載しています。


TOCANA編集部

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