未知なる存在「リトルブルーマン」との接近遭遇事件3選! 突然現れて蒸発、宇宙人かタイムトラベラーか… 壮絶格闘事件も

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 まるで異次元からの来訪者であるかのような謎の青い小さな男、“リトルブルーマン”の目撃報告が相次いでいる――。

■“リトルブルーマン”の目撃報告

 1967年1月、6人のイギリス人少年によって目撃された謎の青い小さな男が「リトルブルーマン」だ。この件についてはかつてトカナでも紹介しているが、その正体については今も謎が膨らむばかりである。

 果たしてリトルブルーマンは地球外からやって来たエイリアンなのか、それとも別の次元からやって来たトラベラーなのか、あるいは子どもたちの妄想の産物なのか――。謎に包まれたリトルブルーマンの実態に迫るためにほかの目撃報告を検証してみるべきなのだろう。

■アメリカ・ミネソタ州

 2007年、念願の新築に引っ越してきた家族の娘、エミリーは当時3歳であった。

 引っ越して間もなく、母親はエミリーが自分の部屋でよく誰かと話していることに気づく。エミリーに携帯電話などは持たせていない。エミリー本人も、後から振り返ってみると部屋の中で青いスーツを着た男とよく話していたことをおぼろげながらに思い出すという。

 また別の日に、庭で芝刈り機を動かしていた母親が何気なくエミリーの部屋を窓越しに眺めると、部屋の中にエミリーのほかに青いシャツを着た男が立っているのを目撃した。

 エミリーの継父の部屋にも青い男は現れた。ある朝、ベッドで目覚めた継父はベッドの脇に“リトルブルーマン”が立っているのを確かに見たという。そして母親の部屋にも現れる。就寝中に大きな物音で目覚めた母親は、部屋の隅のドアの近くに青い男の姿を認めたのである。

 さらにエミリーの妹も地下にある自室でパソコン作業中にリトルブルーマンを目撃した。いずれのケースでもリトルブルーマンはまるで蒸発したかのように跡形もなく消え去ったという。まるで家族の一員であるかのように、この新居で何度となくリトルブルーマンが姿をあらわしていたのだ。

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■アメリカ・ウィスコンシン州

 ウィスコンシン州の当時22歳の男性は、リトルブルーマンに首を絞められた体験を持つ。

 男性が住んでいた家は“幽霊屋敷”で、異常な足音やドアが自然に開閉するなどのさまざまな超常現象が頻繁に起こっていたという。そして、その中でも最も奇妙な経験は、何度も現れる小さな青い男だったのだ。

「地下の寝室で眠りについた矢先、毛布が足に押し付けられているのを感じて目が覚めました。変だったのは、身体の背面の型をとられているような気がしたことです。私はベッドで起き上がりましたが何も見えませんでした。再び横になって目を閉じたところ、10分もしないうちに再び毛布が足に押し付けられ、突然呼吸が困難になりました」

 そして男性はリトルブルーマンに襲われる。

「目を開けると、私の胸の上にしゃがんでいる小さな青い男が微笑んでいるのが見えました。息ができませんでした。私は拳を握りしめ、彼にパンチを見舞いました。私が彼を殴ると姿が消失し、すぐに部屋のドアが開き、続いて地下室の出入口の大きな重いドアも開きました。その時点で呼吸はずいぶん楽になっていましたが、私は完全に肝を抜かれていました。私はベッドから飛び降り、部屋の照明のスイッチを押し、地下室全体の他の照明もつけましたが、誰もそこにいませんでした。頭がおかしくなったのかと思われたくないので、このことは誰にも言いませんでした。そしてこの後は2階の部屋で眠るようにしました」

 リトルブルーマンと身体接触を伴うケースはきわめてレアだ。男性によると、この後も奇妙な現象は続いたという。

■赤い目を持ったスキンヘッドのリトルブルーマン

 Redditフォーラムの別の目撃者は、息子と共に「赤い目を持ったスキンヘッドのブルース・リーのような筋肉質の身体」をした青い男について報告している。

「私たちを脅迫する吸血鬼のような青い男が家の中にいる夢を見ていました。私は汗でびっしょりになって目覚め、起き上がってトイレに向かって歩いていると、息子の叫び声が聞こえました。私は急いで息子の部屋に走りに行きました。当時息子は4、5歳くらいでした。部屋に入ると彼は恐怖におののいていました。そして『ベッドの下に僕を捕まえようとしている青い男がいた』と言ったのです」

 父親は部屋をくまなく調べたが、誰の姿もなかった。

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「私は息子を抱きかかえて家中を見回りました。それから彼を私の部屋に連れて行き一緒に寝ましたが、私たちのどちらも夜の残りの時間はよく眠れませんでした。その夜以降は、このことについてはあまり話さなくなりました。そして約2年前、みんなで絵を描くことがあり、私が何気なく描いたのは“青い男”でした。息子はそれを見て『青い男だ!』と叫びました。息子も青い男が私たちを捕まえようとしたその夜のことをはっきりと覚えていたのです」

■アメリカ・ミシガン州

 興味深いのは、イギリスの少年たちが最初にリトルブルーマンを目撃した9年前の1958年、アメリカのミシガン州で車を運転中に「宇宙服」を着た「青く輝く小さな男」を見たという報告が多数寄せられ、地元の人々の間で大いに話題になる事件があったことだ。

 ほとんどの目撃者は、その男が田舎道の荒野から現れ、すぐに消え去ったと話している。多くの場合、奇妙な青い男の身長はたった60センチほどだったが、背が高かったというケースもあった。ほとんどの目撃者がその男が人間よりも速く走っていたことには同意している。

 しかし、事件は驚きの展開をたどる。なんと警察の捜査の結果、ジェリー・スプレーグ、ドン・ワイス、ルロイ・シュルツという3人の男による悪ふざけであることが判明したのだ。全体を青色の蛍光塗料で塗装し、点滅するライトを付けた衣装を作り、それを着て一帯を徘徊したというのである。

 いたずら好きな3人組は、道端に隠れて車の前に飛び出してはドライバーを驚かせ、待機している車に乗り込んでその場を去るという手口で“犯行”に及んだと白状した。このいたずらは数週間にわたって行われ、そして3人組が白状してからは目撃報告もパタリと止まった。

 こうしたエピソードがあるものの、リトルブルーマンは各地に出現し続け、依然として謎も多い。過去のいたずらでは“青い男”は成人男性の着ぐるみ程度の大きさだが、証言ではきわめて低身長のリトルブルーマンが数多く目撃されている点についても疑問が残る。ともあれ今後の新たなリトルブルーマン目撃報告に引き続き注目していきたい。

参考:「Mysterious Universe」、ほか

 

※当記事は2021年の記事を再編集して掲載しています。

TOCANA編集部

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