エア・インディア墜落事故の生存者も座っていた、奇跡の座席「11A」27年前の飛行機事故生存者が絶句…

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イメージ画像 Created with AI image generation (OpenAI)

 2025年6月12日、インドで起きたエア・インディア機の墜落事故。乗員乗客242人のうち、生存者はわずか1人だった。その英国人男性、ヴィシュワシュ・クマール・ラメシュ氏が座っていた座席は「11A」。このニュースに、遠いタイの地で「鳥肌が立った」と語る人物がいる。

 彼の名はルアンサック・ロイチュサック氏。47歳のタイ人歌手であり、俳優でもある。彼もまた、かつて飛行機事故から生還した生存者の一人。そして、彼が座っていたのも、同じ「11A」の席だったのだ。

 ルアンサック氏は最近の事故報道に触れ、「インドの墜落事故で唯一生き残った方が、私と同じ11Aの席に座っていた。この悲劇で愛する人を失ったすべての方々に、心から哀悼の意を表したい」と語った。

27年経っても消えない心の傷

 ルアンサック氏が遭遇したのは、1998年に起きたタイ国際航空261便墜落事故だ。バンコクからスラートターニーへ向かう途中、着陸に失敗した機体は沼地に墜落。乗っていた146人のうち101人が命を落とした。

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ルアンサック氏(中央) 画像は「Daily Star」より

 彼はこの悲劇以来、「第二の人生を生きている」と語る。事故の記憶は、27年近く経った今でも鮮明だ。

「事故後の10年間は、飛行機に乗るのが困難でした。機内の空気は普通なのに、呼吸が苦しくなるのです。誰とも話さず、安全な感覚を保つために窓の外をずっと見つめていました」(ルアンサック氏)

 暗い雲や嵐を見ると、まるで地獄にいるような気分に襲われたという。彼は今でも、当時の音、匂い、そして墜落した沼の水の味さえ覚えていると語る。その壮絶な体験は、長い間、誰にも話さず胸の内にしまい込んでいた。

「どうやって生き残ったのか…」奇跡の生存者が語る瞬間

 一方、241人の命が失われたエア・インディア機の事故で、奇跡的に助かったヴィシュワシュ氏(40)もまた、その衝撃的な瞬間を語っている。

「離陸して5秒か10秒で、飛行機が空中で止まったような感じがしました。突然、緑と白のライトが点滅し始め、機体は何かの建物に突っ込んだのです」(ヴィシュワシュ氏)

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インド首相と会話するヴィシュワシュ氏 画像は「Daily Star」より

 彼は残骸の中に脱出口を見つけ、そこから外に出ることができたと語る。「反対側にいた人たちは、おそらく出られなかったでしょう」と、当時の状況を振り返った。一瞬は死を覚悟したものの、次に目を開けたとき、自分が生きていることに気づいたという。「今でもどうやって助かったのか信じられません」と、奇跡的な生還に戸惑いを隠せない様子だった。

 この悲劇的な事故と奇跡の生還は、多くの人々に衝撃を与えている。そして、時と場所を超えて「11A」という座席番号で結ばれた二人の生存者の物語は、運命の不思議さを静かに物語っている。

参考:Daily Star、ほか

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