【心霊写真】墓地で撮影されたのは「50年前の子供」の亡霊なのか… 作業員の後ろに佇む謎の少年の正体とは=チリ

チリ北部の墓地で撮影された一枚の不可解な写真が、現在インターネット上で大きな波紋を呼んでいる。測量作業中の何気ない記録写真に、いるはずのない「過去の住人」らしき姿が写り込んでいたからだ。
荒野の墓地に現れた「パンピーノ」の少年
舞台となったのは、チリのアントファガスタ州にあるキジャグア(Quillagua)という町の古い墓地だ。地元の測量会社が業務の一環として現地調査を行っており、従業員のロドリゴ・キニョネス氏がその日の作業記録として写真を撮影し、会社のSNSやウェブサイトにアップロードした。
しかし、画像を改めて確認したキニョネス氏は背筋が凍るような違和感を覚える。写真の手前には3人の作業員が並んでいるが、その右奥に、小さな子供のような人影がはっきりと写っていたのだ。
現場にいた作業員たちは全員、「撮影時、周囲に子供などいなかった」と証言している。さらに人々を驚愕させたのは、その子供の服装だ。それは現代のものではなく、約50年前にこの地域の硝石地帯で暮らしていた人々、通称「パンピーノ(Pampino)」たちが着ていた伝統的な服装に酷似していたのである。

ネットでの拡散と地元の噂
この写真は瞬く間にチリ国内のSNSで拡散され、「本物の心霊写真だ」と恐怖する声や、「巧妙なフェイク画像に過ぎない」と疑う声が飛び交い、激しい議論を巻き起こしている。
実は、撮影場所となったキジャグアの墓地は、地元では有名な心霊スポットでもあった。近隣住民の間では以前から「子供の幽霊が出る」という目撃談が絶えず、今回の写真は単なる偶然や捏造ではないと信じる人も少なくない。荒涼とした砂漠の風景と、そこに佇む少年の姿は、多くの人々の想像力をかき立てている。
超常現象研究家による写真分析の結果
この騒動を受け、超常現象研究家のカルロス・マルティネス氏がメディアの取材に応じ、専門的な視点から画像の分析を行った。彼によると、この写真には「信憑性のある点」と「疑わしい点」が混在しているという。
まず、光の当たり方については評価が高い。「照明は自然光で一貫しており、不自然な人工的な光は見当たらない。作業員たちの影と子供の影の方向も一致しており、子供の足元にもわずかな影が確認できる」とマルティネス氏は指摘する。画質についても、ズームやトリミングが行われたと考えれば許容範囲内だとした。

しかし、決定的な違和感も存在する。マルティネス氏は「大人たちとの距離感を考慮しても、子供のサイズがあまりに小さすぎる」と語る。さらに詳細に分析すると、子供の顔が体と比べて不自然にぼやけている点や、子供の周囲に編集の痕跡と思われる微かな暗い輪郭線が見える点も指摘された。
最終的に専門家は、「生身の子供が写り込んだわけではないだろうが、本物の霊というよりは、非常に精巧に作られた合成写真である可能性が高い」と結論づけている。
果たしてこれは現代技術によるイタズラなのか、それとも砂漠の墓地が人知れず抱えるミステリーなのか、真相は依然として謎のままである。
参考:Coast to Coast AM、FMDOS、ほか
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