富裕層の「終末バンカー」—— 軍・政府も建設中!? 地下に広がる“もう一つの世界”の正体

世界の終わりが訪れたとき、生き延びるのは誰か——。その問いに、いま静かに「答え」を用意している人々がいる。
地上の混乱をよそに、足元のはるか深くで建設が進む巨大な地下施設。発注しているのは、各国の政府、軍、そして「金に糸目をつけない」一握りの超富裕層だという。
その設計を一手に引き受けると公言する英国人建築家が、秘密のベールに包まれた“地下世界”の一端を明かした。
「黙示録の建築家」が明かす、進行中の地下開発
自らを「オペレーショナル・レジリエンス・アーキテクト(運用継続性の建築家)」と名乗るのが、英国人のフィリップ・ポーリー氏だ。
彼は没入型テクノロジー企業パウリー・インタラクティブの創業者で、米海軍作戦部長の戦略研究グループへの助言や、世界最大級の防衛企業の一つBAEシステムズとの協業を重ねてきた人物だとされる。拡張現実(AR)システムを主戦場としてきたが、いま注力していると語るのが「最悪のシナリオへの備え」——世界の終焉を生き延びるための自給自足型地下施設の設計である。
ポーリー氏によれば、顧客には政府機関や軍、そして莫大な資産を持つ個人が名を連ねるという。彼らに共通するのは、迫りくる破局を「出し抜く」方法を求めているという点だ。
注目すべきは、こうした動きがすでに相当の規模で進行していると示唆される点だ。ポーリー氏は、地下でどれほどの建設が行われているか知れば驚くはずだとし、「選ばれた一部の人々のために、急ピッチで物事が進んでいる」と語ったと伝えられている。
格納庫サイズの「クローズドループ」、その豪華さはプライベートジェット級
ポーリー氏が手がけるのは、外部に一切依存せず内部だけで生命を維持できる「クローズドループ(閉鎖循環)」型のシステムだという。
その規模は航空機の格納庫に匹敵し、内部には個室や共用スペース、レジャー施設まで備わるとされる。世界の終わりを殺風景なシェルターでやり過ごす——そんなイメージとは無縁だ。ポーリー氏は内装を「豪華で、それでいて我が家のように居心地がよい」と表現し、その仕上がりはプライベートジェットになぞらえられるほどだという。
具体的な設備としては、観賞用の水槽や、地下にいながら外光を感じられる人工の窓などが挙げられている。地中深くに閉じ込められても、圧迫感を和らげる工夫が凝らされているわけだ。
当然ながら、こうした“終末の楽園”は安くはない。報じられるところでは建設費だけで「数百億円規模」に達し、顧客はその後、徹底した秘密保持の下で内装を整えていくという。完成した施設の存在を、所有者たちが口外することはない。


「3カ月では話にならない」——月単位ではなく、年単位で考える終末準備
興味深いのは、ポーリー氏が世に出回る大半のバンカーを「発想が小さすぎる」と一蹴している点だ。
彼の見立てでは、現在つくられているシェルターの多くは比較的小規模で、生存可能期間はせいぜい3カ月程度にとどまるという。例外は米軍が手がけるいくつかの施設だけだとし、詳細は語れないとしながらも、世間の準備が「年単位ではなく月単位」の発想で止まっていると指摘する。
外部からの補給を前提とする「オープンループ」型のシステムは、フル稼働させても持って1年が限界——ポーリー氏に言わせれば、それでは到底足りないのだ。だからこそ彼は、数年にわたって地下だけで完結する自己完結型の世界を志向しているのだという。
破局が本当に訪れるのか、訪れるとしていつなのか。それを知る者はいない。だが、地上で人々が日常を送る今この瞬間にも、足元では「その日」に備えた巨大な方舟が掘り進められている——少なくとも、そう語る人物がいることは確かだ。富める者だけが生き残る世界の到来を、私たちは静かに先取りしつつあるのかもしれない。
参考:Daily Mail、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊富裕層の「終末バンカー」—— 軍・政府も建設中!? 地下に広がる“もう一つの世界”の正体のページです。富裕層、終末、地下シェルターなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで