自分の分身を作れる「カメレオンマスク」を東大教授が開発! 市役所職員も分身を“本人”と認定、コピーロボット誕生間近!
人間を雇って逐一遠隔操作できる「人間Uber」爆誕! 東大教授が開発、「人々は本人がそこにいると認識する」
自分の分身が代わりに仕事や勉強をしてくれたら、どんなに良いだろう。そんな想像をしたことが誰でも1度や2度はあることだろう。この度、そんな夢の技術が遂に完成したという驚きのニュースが舞い込んできた。
あなたが遠いどこかに行きたい時、誰かが自分の代わりに行ってくれる場面を想像して欲しい。もちろん、出席できない会合に代理を立てることは普通にできるが、ここでは文字通り、行かないはずの“自分”が行くと捉えて欲しい。まさに自分の分身でもいなければ、どうしたって不可能だろう。こんなことを本気で考える人はクレイジーだ。
■他人を自分にしてしまう「カメレオンマスク」
先週、シンガポールで開かれた「MIT Technology Review’s EmTech Conference」において、東京大学の暦本純一教授が、そんな不可能を可能にする「カメレオンマスク」という奇妙なガジェット(通称、“人間Uber”)を発表し、世界中から注目を浴びているという。オンライン科学ニュース「Live Science」(2日付)が報じている。
カメレオンマスクには遠く離れた本人のリアルタイムの顔面映像が表示され、スピーカーからは本人の声が出る。このマスクを本人から遠く離れたところにいる代理人が被ることで、あたかも遠隔地にいる本人がその場に居合わせるような効果をもたらすというのだ。さらに、代理人にするべき行動を指示することもできるというから驚きだ。
しかし、たとえ代理人がカメレオンマスクを被り、指示通りに行動することで、見た目上は本人とさほど変わらないとしても、人々はその代理人を本人として認識することなどできるのだろうか? 暦本教授はこう答えている。
「私たちのパイロット試験では、人々は、カメレオンマスクを被った人(代理人)を本人だと認識できることが分かりました」(暦本教授)
パイロット試験の1つとして、暦本教授らは、カメレオンマスクを被った代理人を市役所に送り、本人の代わりに書類を受け取ってくるように指示を出した。すると、市役所の職員は、少々まごつきながらも、カメレオンマスクに映った本人がそこにいるものとして対処したという。
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