「ツボ」は本当に存在する! はり治療の効果と東洋医学の科学的根拠… 知られざる歴史も!
■経穴(けいけつ)、ツボ療法
科学的な証明は兎も角、経絡上の経穴を把握することで体調を改善することは昔から広く行われている。東洋では2000年以上前より体を陰陽に分けてエネルギー・ライン(気の流れる道)と呼ばれる、体調のバランスに関わるネットワークを重視してきた。
西洋医学が病気を治すことを目的にしているのに対して、東洋医学は病気を防ぐことに重点をおいている点が興味深い。場所や呼称は概念の多少は違えど、タイ古式マッサージの「セン」、インドの「ヨガ」、中国や日本の「ツボ」、「鍼」、「指圧」などだ。
例えば中華圏でポピュラーなツボ押しマッサージは、もし体に不調があれば直接的にその箇所のツボを押すことで各臓腑に刺激を伝えて健康を保つために行なわれるが、日本独自の指圧も同様の効果が得られるとして知られている。
ツボは経絡の通路中にある空所の意味があって経絡の“門戸”といわれ、気が出入りするところでもあるのだが、面白いことに直接体に触れない気功や太極拳、ヨガなどもこの経絡と非常に関係があるのだ。どれも呼吸が重要であり、気を蓄えて全身に循環させることによって体を整える。
息をゆっくり吐きながら、ぐーっと手や足を動かす時、気がすーっと通る……そう、気は経絡を通ってツボに抜けるのである。自分にあった健康法として、気功や太極拳、ヨガなどを取り入れてみるのも良いかもしれない。
(文=Maria Rosa.S)
参考:「EWAO」、ほか
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