和歌山で「反イルカ漁団体」が超怪しげな暗闇ミサを実行していると判明! 【潜入取材】
和歌山で「イルカ漁反対の団体」が超怪しげな暗闇ミサを実行していると判明! 捕鯨も反対”謎のクジラ水”でお祈りも【潜入取材】
見たところ全員が日本人のようで、シー・シェパードではなさそうだ。2週間ほど前に大阪で「動物を食べるのをやめよう!」「食肉処理場はいらない!」などと叫ぶ反肉食デモをしていた人の姿もあった。いわゆる「アニマルライツ」の方々だ。聞けば昨年から太地町でイルカ漁への抗議活動をしているという。
大阪でのデモの際にアニマルライツの人が連れていた犬もいた。2週間ぶりの再会を喜び、なでてやった。
しかし、すぐ脇に飼い主のアニマルライツ氏がいたので、犬に「動物の自由のために闘うのがアニマルライツなのに、なぜ君は首輪で拘束されて炎天下で抗議活動に参加させられているんだい?」と質問することははばかられた。犬にも立場がある。それを危うくするコメントを求めるべきではない。
■なぜか犬肉禁止のための署名活動
「大阪のときも来ていた人ですよね」
「渋谷でお肉を食べるデモをやっていた人ですよね」
アニマルライツの方々から声をかけられた。完全に顔バレしている。
渋谷の肉デモは、全屠殺場の閉鎖を求めたNPO法人アニマルライツセンターの「動物はごはんじゃないデモ行進」に対抗して開催された「動物はおかずだ!歩き食い祭り」(通称肉デモ)のこと。アニマルライツのデモ隊を追尾する形で、数十人が歩道を歩き「お肉を食べよう!」などと叫びながら肉を頬張り、通行人にも肉を配った。これを主催した張本人が、ほかならぬ私だ。
食肉やイルカ漁に抗議する彼らと立場は違うが、にこやかに対話してみると、彼らもにこやかに応じてくれた。
──私はアニマルライツに批判的です。でも、ちゃんと現場を取材した上で意見を言わないとフェアじゃないと思いまして。
「ふざけた人なのかと思っていたら、けっこう真面目に取材されているんですね」
イルカ漁に抗議するデモなのに、なぜか犬肉を法律で禁じるための署名を求められた。もちろん断った。
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