和歌山で「反イルカ漁団体」が超怪しげな暗闇ミサを実行していると判明! 【潜入取材】
和歌山で「イルカ漁反対の団体」が超怪しげな暗闇ミサを実行していると判明! 捕鯨も反対”謎のクジラ水”でお祈りも【潜入取材】
キャンドルナイトの開始予定時刻の夜7時まで、まだ少し時間があった。しびれをきらしたのか、右翼の一群の中からアニマルライツ側に声がかかる。
「もう甲子園で野球(の試合)始まっちゃってるしさ、前倒しでもう始めちゃおうよ!」(右翼の人)
アニマルライツ側はこれを完全無視。イルカ漁中止を求めるメッセージボードやロウソク型の電灯を並べ終えて、浜辺に座っておしゃべりなどをしている。
右翼側から1人の男性が浜辺に降りてきて、アニマルライツの人たちに声をかける。瞬時に警察官たちの顔色が変わり、両者の接触地点に駆け寄ってきた。
右翼「さっきこの辺歩いたらけっこうゴミが落ちてたんだよね。一緒にゴミ拾いしようよ」
アニマルライツの人「素晴らしい!」
右翼関係者の手にはゴミ袋の束が。バーベキュー用に持ってきたものだろうか。
こうして唐突に、アニマルライツと右翼、総勢数十人による共同のゴミ拾い大会が始まった。「VEGAN」(ヴィーガン)と書かれたTシャツの女性と、日の丸や旭日旗をプリントしたTシャツの男性が、並んでゴミを拾っている。
右翼の人「俺たちも日本が汚れているのは嫌だからさ」
右翼の人「捕鯨は賛成だけど、俺も動物は好きなんだよ。猫とか」
右翼の人「言い合うところは言い合う。でも一緒にやれることは一緒にやろうよ」
双方のメンバーがゴミ袋を手に並んで記念撮影をする場面もあった。
私に向かって村田らむ氏が話しかけてきた。
「茶番~!」
辺りが暗くなってきた。いよいよキャンドルナイトだ。
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