和歌山で「イルカ漁反対の団体」が超怪しげな暗闇ミサを実行していると判明! 捕鯨も反対”謎のクジラ水”でお祈りも【潜入取材】

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──よその国の人の食文化をとやかく言うべきではないと思うので。

「でも、中国や韓国では、もう若い人は犬肉なんか食べないんですよ」

──彼らが自分の意思で食べないことを選んだ結果、犬食文化がなくなっていくなら、それでいい。他人が口出しして食べさせないようにするのが嫌なだけ。それに中国では若い人も犬肉食べますよ。

「若い人は食べないんですよ」

──あそこにいる村田らむという男は、中国の犬肉祭りにも行ってます。家族連れが犬肉料理の店でテーブルを囲んで、子供も犬を食べているのを取材してきてますよ。

「……」

──ぼくも犬肉食ったことあります。大阪の鶴橋で犬鍋を。

「えっ!? 食べてみて、どうでした?」

──ニオイがきつくて、ちょっと厳しかったですね。

「そうですよね。美味しくないですよね」

──でも鍋の後の雑炊がムチャムチャ美味かったんですよ。

「……」

 アニマルライツさんたちが犬肉に反対している理由は、犬を殺すことを問題視しているからだ。美味いか不味いかは関係ないだろう。

 先程のアニマルライツ犬が寄ってきた。「大丈夫、お前のことは食べないよ」と言いながらなでてやった。

■アニマルライツと右翼の友情?

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手前がアニマルライツ、写真中央、奥の方にいるのが右翼と警察

 我々が「くじらの博物館」に到着する少し前、右翼団体もこの場に来ていたようだ。夜、『ザ・コーヴ』でイルカが追い込まれていた入り江に、10人ほどの右翼団体関係者が集まっていた。ここでアニマルライツの方々が「キャンドルナイト」を行うからだ。

 右翼関係者が複数の地域から集まっていたせいか、地元・和歌山県警のほか兵庫県警や三重県警、大阪府警も来ていた。

 入り江の隅の小さな砂利の浜に、アニマルライツ、右翼、警察が総勢30~40人が集結するという、異様な雰囲気だ。

 後で聞いたのだが、右翼関係者はアニマルライツの眼前でバーベキュー大会をしようとしていたとのこと。しかし浜辺は火気厳禁であるため使用許可が得られなかったという。彼らは遠巻きにアニマルライツを眺めているだけだった。

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