【緊急事態宣言】コロナウイルスは始まりに過ぎない。地震に食糧、異常気象…今年の日本列島は災厄に包まれる!

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画像は「Getty Images」より引用

 ええ、世界ってある日突然終わるんじゃないんだ。

 コロナウイルスの流行で不安が募る今日この頃。世界滅亡の足音が聞こえて、終末というのは意外に緩慢にやってくるのだなと感じている人は多いのではなかろうか。

 20世紀の終わりまでは、ある日突然「恐怖の大王」がやってくると期待していたもの。1990年代は冷戦のころに何度も話題になった核戦争のイメージが強かったので、ある日突然、日常がすべて消え去るというイメージがリアリティがあった。でも、現実の世界の滅亡とは、こんな風にジワジワと始まるのかも知れない。

 そこで、コロナウイルスの流行に続きやってきそうな人類滅亡の足音について記していきたい。

■止まらない蝗害 東アジアの農作物は全滅か

 コロナウイルスの流行に続いて、今中国に迫っている危機が、サバクトビバッタの大軍だ。今年初頭に東アフリカで発生したサバクトビバッタは、勢力を増しながらアラビア半島を越えてパキスタンからアジアに上陸。既に、一部はタクラマカン砂漠を越えて中国本土へ侵入しようとしている。

 その被害たるや、東アフリカでは「聖書の時代以来の大厄災」ともいわれているほど。なにしろ、数億匹ともいわれるバッタは一日で人間3万5000人分にあたる食糧を食べ尽くす。

 国連食糧農業機関(FAO)によれば、今後バッタの数はさらに増えるといわれている。サバクトビバッタの大量発生による農作物への被害は「蝗害」と呼ばれている。日本でも、かつては関東地方でもイナゴによる蝗害が何度も発生していたことが明らかになっている。明治13(1880)年にも開拓が始まったばかりの北海道で蝗害が発生。その勢いたるや入植した農民の家の障子紙までをも食べ尽くしたといわれている。

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