損傷した肺を“ブタにつないで”修復する技術が爆誕! ハンパない効果を確認、肝臓・心臓・四肢再生にも応用へ!?(最新研究)
2020.07.20 10:00
いうまでもなく、今回のような方法をそのまま臨床で使うわけにはいかない。免疫や病原体などの問題が存在し、それらをクリアするには医療用グレードの高価な豚を用意する必要があるだろう。だが、豚を使った異種間交差循環は、肺だけでなく、肝臓や心臓、四肢の再生にも応用できる可能性があるということだ。
また、理論的には人間の循環器系でも同様のことが可能だという。例えば、移植を受ける患者自身の循環器系に移植用の臓器をつなぎ、十分に回復させてから移植手術するといった手法である。
臓器移植希望者は年々増加しているが、供給は明らかに追いついていない。今回のような方法は、我々が考えるよりずっと早く、臨床の現場でも使われるようになるかもしれない。
参考:「Science Alert」、「Daily Mail」、「Columbia University」、「Nature Medicine」ほか
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